H体験?談 過去ログ(L-173)
雄太さんの体験?談 (高1の夏休み)


高1の夏休み(1)

  • by 雄太 at 8月3日(木)20時57分
  • Number:0803205703 Length:4241 bytes

俺が高1の時、夏休みになって開放的になった俺は、ちょっとある興味があって自宅からはなれたところにある公園に思い切って行ってみた。
夕方、空はまだ明るかったけど、公園の木の下は暗くなりかけていた。
そういうところに慣れてない俺は、チャリを入口に置いて、いかにも偶然通りかかりましたというような顔をして、公園の中を歩いていった。
しばらく行くと、公衆便所の入口の明かりの下で、ちょっとだけおじさん風の男と高校生だと思われる年のヤツが話していた。
何をしているんだろうと思った俺は、その二人から見えないように、物陰に隠れながら近づいていった。
そして高校生くらいのヤツの顔の向きが変わって、俺のほうからよく見えた。
何とそいつは同じ学校の同級生の玉木だった。それほど親しいわけではないが、中学も同じだったので会えば話すくらいはするヤツだった。
そいつは陸上部に所属しているスポーツマンで、整った顔の上、背が高いうえにスタイルもいいやつだった。
俺が物陰から見ていると、一瞬やつがこっちを向いて、俺を見つけて驚いたような顔をした。
俺は見られたと思い、いたたまれなくなって、そのままそこを急ぎ足で離れてしまった。

翌日、俺は部活のブラスバンドの練習があり朝早くから学校に行った。
午前中の練習を終えて帰ろうと靴を履いて外に出ると、部活を終えて帰る玉木に出くわしてしまった。
「千葉(俺の名前)、今帰りなんだ。」
「ああ、練習終わったからね。」
「それって何?」
「ああ、クラリネット。」
「部活、ブラバンだっけ?」
「うん、そうだよ。」
「お前、帰りはどっちだっけ?」
「*北のほう。」
「じゃあ、俺も同じ方向だな。」

俺たちはチャリを押しながら肩を並べて歩いていた。話すことが途切れると、何となく気まずい雰囲気になる。

「お前さあ、昨日*西公園にいただろう?」
「うん、まあ・・・」
「俺のこと見ただろう?」
「ああ、玉木、だれかと話してたね・・・」
「あの後、俺、あのリーマンとどうしたと思う?」
「どうしたって、わかんないけど・・・」
「じゃあ、お前、なんであんな公園に来たんだよ。」
「なんというか、ちょっと興味があったというか、昨日初めて行ったんだけど・・・」
「お前、午後時間ある?」
「あるけど・・・」
「ウチに来ないか。うちは両親が二人とも働いてるから、昼間はいないんだ・・・」
「いいけど・・・」
「途中でハンバーガー買って帰ろうぜ、ウチでいっしょに食おう。」

俺たちは途中のハンバーガー屋で、昼のセットを買って、今度はチャリに乗って玉木の家に行った。
俺は玉木の部屋に案内された。よく整理されたきれいな部屋だった。

「昨日、*西公園で会ったこと、誰にも言うなよな。」
「言うわけないだろうが・・・」
「あそこに来るってことは、千葉も男に興味があるんだろう?」
「自分でもよくわからないんだけどね・・・」
「でも千葉みたいになんにも知りません、みたいなやつがあんなところにいたんで、驚いた。」
「ヘンなこと聞くけど、玉木、あそこで何したの?」
「千葉、お前、そんなこともわからないで、あんなところをうろついてたのか?」
「うん、なんとなく興味があったっていうか・・・」
「じゃあ、お前、フェラとかわかるか?」
「ちょっとわかるというか・・・」
「フェラっていうのは、口でチンコを咥えて刺激することだよ。」
「すげえ、口で咥えると気持ちいいの?」
「千葉さあ、お前、まさかまだ精通してないっていうんじゃねえだろうな・・・」
「んなわけねえだろうが、いくらなんでも・・・」
「だから、口で刺激してもらうと、オナニーの何倍も気持ちいいんだよ。」
「玉木、お前、オナニーしてるのか?」
「お前、まさかオナニーも知らないわけじゃねえよな?」
「バカにすんな、オナニーくらい知ってら・・・」
「じゃあ、千葉、オナニーを週に何回してんだよ?」
「ええと今はゼロ回。なんか以前一回試してみたけど、どうやってもうまくいかなくて・・・」
「マジでオナニーしてねえのか。それじゃあ、夢精ばっかりするだろうが・・・」
「するけど、多くねえよ、週に一回くらいかな・・・」
「じゅうぶん多いだろうが。パンツ汚れると困らねえか?」
「寝る時用の専用のパンツを穿いて寝てるから・・・」
「寝ると専用パンツっていったって、汚れるのはいっしょだろうが・・・」
「朝汚れてたら、顔を洗った後、洗面台で水洗いして、かたく絞って洗濯機の奥に隠して入れる。」
「エロい夢見てるのか?」
「以前はオシッコする夢で夢精してたけど、最近は誰かにチンコを弄られてる夢が多いな・・・」
「俺はオナニーし始めてから、ほとんど夢精しなくなったな・・・」
「そうなんだ・・・」
「千葉、お前、アレ剥けてる?」
「剥けてるってどういうこと?」
「剥けてるのがわかんないってことは、千葉は剥けてないってことだな。」
「そうかもしれない。」
「なんか、俺、勃起してきちゃった・・・」
「俺も・・・」
「千葉もか。じゃあ、一緒にシコらねえ?」
「いいよ、でもやり方教えてよね。」
「わかった、すげえ気持ちよくしてやるよ。」

俺たちは同時にパンツを脱いで下半身裸になった。


高1の夏休み(2)

  • by 雄太 at 8月3日(木)21時00分
  • Number:0803210025 Length:3297 bytes

俺たちは同時にパンツを脱いで下半身裸になった。まだ勃起していない、柔らかいチンコが飛び出してきた。

「げっ、千葉、かわいい顔してけっこうなモノぶらさげてるじゃん・・・」
「でも玉木には負けてるみたいだけどね。」
「お前、皮剥けるのか?」
「手でおろせば、何とか亀頭を出せるよ。大きくなってるときは痛くてムリだけど。」

俺は手で包皮を後退させて亀頭を露出した。

「うわあ、キレイな色の亀頭だな。」
「玉木はいつもそういうふうに剥けてるのか?」
「自然な状態だと、半分くらい剥けてるかな、今はさっき手で剥いていおいたから・・・」
「でも玉木のってすごいよね、男のモノって感じ・・・」
「千葉、触っていい?」
「いいけど・・・」

玉木が思い切ったように俺のモノを手でやさしく包むように触った。俺はそれだけの刺激でも、気持ちよくてビクンと震えた。

「千葉、感度いいんだな、手で触れただけなのに、ビクンと反応した。」
「なんかむずむずするような、ヘンな感じ・・・」
「千葉、俺のも触ってくれよ。」
「ああ、いいけど・・・」

俺はおずおずと手を伸ばして、玉木のかなり硬くなったものを軽くつかんだ。
玉木は俺の皮を後退させ、亀頭に直接触った。

「玉木、直接亀頭に触ると、すげえ痛い。」
「そうか、ふだん露出してないから、亀頭の粘膜がすげえ敏感なんだ。なるほど、オナニーしてないわけだ。」
「玉木のは直接触ってもだいじょうぶなのか?」
「ガマン汁が出てたら、それをつけてこすればぜんぜんだいじょうぶ。」

俺は玉木のギンギンに硬くなったものを握って、先っぽから垂れるように出続けているガマン汁を手で広げるようにして、玉木のペニスをこすっていった。

「千葉、もう少し、早く手を動かしてほしいな。」
「こんな感じでいいか?」
「ああ、すげえ気持ちよくなってきた・・・」

玉木が喘ぎ声を上げ始め、ペニスはさらに硬くなっていき、ある時、それが急にビクンと動いた。そして先っぽから、白いものがものすごい勢いで飛び出てきた。それは玉木の頭を超えて、後ろの壁に命中した。そしてだんだんと飛距離が短くなり、それは玉木の胸や腹を汚していった。

「千葉、ありがとう、すげえ気持ちよかったよ・・・」
「すげえいっぱい出たね。」
「いつもよりたくさん出ちゃったみたい。」
「ティッシュはどこ?」
「机の上にあるよ。」

俺はティッシュを取って、玉木の顔にかかった白いものを拭いてやった。

「次は千葉の番だな・・・」
「できるかな・・・」
「千葉は亀頭が敏感過ぎるからね。でもちゃんと気持ちよくしてやるよ。」

玉木は、親指と人差し指で輪を作り、俺の亀頭を包皮の上から軽く押すように刺激し始めた。
ちょっと刺激されただけで、俺の全身をしびれるような快感が貫いていった。

「千葉、すげえ感じやすいな。」
「なんか、からだ全体が、ムズムズしてるみたい・・・」
「それって気持ちいいってことだね。」

少しでも強く刺激されると痛むので、玉木は俺が痛いと言わないように、本当にやさしく刺激してくれていた。
そして敏感すぎる俺のモノはしばらくすると、激しく暴発したのだった。
先っぽが包皮でおおわれているので、俺の精液は飛ぶことなくだらだらと下腹部に落ちていった。今まで感じたこともないような快感だった。

「千葉の初オナニーが、俺の手でいったわけだ・・・」
「初じゃねえよ。」
「でも自分でしたときは射精できなかったんだろう?」
「まあそうだけど・・・」
「もう一回しようか?」
「ゴメン、俺、そろそろ帰らなきゃ、ピアノのレッスンがあるから・・・」
「そうなんだ、じゃあ、明日、また来ないか?」
「それはいいけど・・・」
「じゃあ、明日も、午前の部活が終わったら、校舎の出口のとこで待ち合せよう・・・」
「わかった、じゃあ、また明日な。今日はサンキュー、気持ちよかった。」
「明日はもっと気もいいことしてやるよ。」

俺は玉木の家を出て、一度家に戻ってから、楽譜を持ってピアノのレッスンに行った。


高1の夏休み(3)

  • by 雄太 at 8月3日(木)21時02分
  • Number:0803210213 Length:4121 bytes

翌日、部活の午前の練習が少し長引いたので、俺は急いで靴を履いて、校舎を出た。校舎の向かいの木の下で玉木が笑いながら待っていた。

「ゴメン、練習が長引いちゃって・・・」
「俺も今来たとこ。」

俺たちは、また途中でハンバーガーを買って、玉木の家に行った。

「千葉、お前、昨日ウチに帰ってから、シコってみた?」
「してねえけど・・・」
「俺は千葉としたことを思い出しながら、夜ベッドでシコったぜ。」
「玉木はエロいんだな・・・」
「千葉、ヘンなこときくけど、お前って男に興味があるの?」
「うーん、男に興味があるんじゃなくて、なんというかチンコに興味がすげえあるのかな・・・」
「ああ、その気持ちはわかる、俺も最初は男というよりチンコにすげえ興味があった・・・」
「なんか他のヤツのチンコがどうなってるのか、すげえ気になるんだよね、でも人のチンコなんて見る機会ないじゃん・・・」
「俺、中学の修学旅行ってすげえ楽しみだったんだ。風呂に入るときに同級生のチンコが見えるんじゃないかと思ってさ。でも中学生なんてすげえガードがかたいじゃん。ぜんぜん見られなかった。そういや、千葉、お前、中学の修学旅行、休んだんじゃなかったけ?」
「ああ、ちょっと病気で休んだんだ・・・」
「えっ、お前、その頃元気だったじゃん。」
「病気の一種みたいだけど、体調が悪いとかそういうのはなかった。」
「まさか、千葉、修学旅行、行かなかったのは、オネショが治ってなかったとか?」
「うん、まあ、そんなとこ・・・」
「千葉は中学の頃は小っちゃかったもんなあ・・・」
「ほぼ治りかけてたんだけど、やっぱり修学旅行で失敗するとヤバいから、休んだ。」
「なんか、俺、すげえ勃起してる。」
「玉木もか、俺もけっこう勃起してる。」
「千葉、今日は口でやってやろうか?」
「玉木、マジかよ。
「だって、千葉のチンコってすげえキレイじゃん。」
「でも昨夜シャワーを浴びてから、何度もオシッコしてるから、におうかも。」
「千葉みたいなチョー美少年のオシッコならにおってもだいじょうぶ。」
「玉木ってエロすぎ。」

玉木は俺をベッドの上に押し倒し、下半身をあらわにした。そして完全に勃起してしまっている俺のチンコを、舌で根元から先っぽまで舐め始めた。

「玉木、ムリすんな。におうだろう。」
「千葉のオシッコのにおいと、それからチーズみたいなにおいもする。千葉、包皮の中ちゃんと洗ってる?」
「一応洗ってるけど、亀頭を擦ると痛いから、お湯で流すくらいだけど・・・」

玉木は今度は俺のチンコをバクっと加えて、吸い込んだり、出したりし始めた。玉木の舌が尿道口を刺激すると、ぼくのからだの中をものすごい快感が溢れていった。

「我慢できなくなったら、俺の口の中でいっていいからな。」
「もうそろそろ限界、マジでいきそう。」
「千葉、さらに大きくしてるね。」
「ヤベえよ、ヤベえって。もう限界、マジでいく、いく。」

俺は玉木の生暖かい口の中に激しく射精していた。いつもよりもさらに大量の精液が出ていた。

「千葉、すげえいっぱい出たぜ。気持ちよかったみたいだな。」
「玉木、早く吐き出してしまいなよ、はい、これティッシュ。なんか気持ちよすぎて、気が遠くなった感じ。」
「吐き出すなんてもったいない、千葉のエキス、すげえおいしいんだから。」

そう言うと玉木は俺にキスをしてきた。玉木の口は俺の精液のにおいがしていた。

「次は俺が気持ちよくなる番だね。」
「俺も、玉木の、その巨大なものを、口に入れるのか。」
「ムリだったらいいよ。千葉の手でしてもらうのも気持ちいいから。」
「ゴメン、今日は手でするから、それでガマンして。」

俺は玉木のキンキンに勃起したものを手で包み込むように握った。玉木のものは生きているみたいにどくどくと鼓動を繰り返していた。俺は玉木のチンコの先っぽからあふれ出てくる粘液を手で延ばしながら、手を上下に動かして扱いていった。
玉木のあえぎ声が大きくなり、そしてぼくの手の中で玉木のチンコがさらに固くなったともったら、玉木はものすごい勢いで射精を始めた。玉木の精液は玉木の顔の上まで飛んでいた。

「千葉、サンキュー、すげえ気持ちよかったよ。」
「玉木、いっぱい出たね。昨日も出したのにすごい量だよね。」
「予想よりたくさん出て焦った。でも気持ちよかったから、いいや。」

俺たちは下半身裸のまま、ベッドの上で抱き合って、そのまま昼寝をした。
夕方、俺は玉木の家を出て、ウチに帰った。

そして深夜、家族が寝静まった後、俺は自分のベッドに横になって、オナニーをしてみた。亀頭に直接触るとものすごく痛いので、包皮の上から軽く擦ってみた。続けていると、快感が少しずつ湧き上がってきたが、それでも玉木にしてもらった時のものすごい快感とは比べ物にならないくらい小さい快感だった。
俺は途中でオナニーをやめた。また明日玉木の家に行ったら、気持ちよくしてもらえる。
俺は半勃起状態のチンコをパンツの中に押し込んで、そのまま眠った。


高1の夏休み(4)

  • by 雄太 at 8月4日(金)20時36分
  • Number:0804203636 Length:3512 bytes

その次の日は土曜だった。玉木から、この土日は両親が家にいるので、来ないでほしいというメールが来ていた。
仕方がないので、午前中は図書館に行って、夏休みの課題を少し片づけた。
午後は仲のいい友達に誘われてショッピングモールに行き、映画を見た。

そして日曜日もだらだらと過ごして、夜になった。
寝る時間になったので、ベッドに横になると、なぜかものすごく勃起していた。チンコがむずむずとして、からだの中心部が熱を持ったような感じだった。
俺はしばらく包皮の上から軽く触っていたが、少し気持ちよくなっただけだった。
そのうちに俺は眠くなり、そのまま眠っていた。

そして俺は夢の中でトイレをさがしていた。なぜかあちこち歩き回ってもトイレがなかった。そろそろ限界に近づいたころ、玉木が目の前に出てきて言った。
「千葉、ションベンしたいんだろう、あそこでしようよ。」
玉木はなぜか人ごみの中にあるトイレに俺を引っ張っていった。そのトイレは便器の前に勃つと、まわりから丸見えだった。
「玉木、こんなに人に見られながらオシッコできないよ。」
「がまんできないんだろう、やっちゃいなよ。俺がチンコを持って、狙いを定めてやるからさ。」
「玉木、マジムリ、通る人がみんなこっちを見て笑ってるよ。」
「じゃあ、千葉、こうしてあげるよ。」
そう言うと千葉は、握っていた俺のものを刺激し始めた。
「玉木、何すんだよ、やべえよ、何か出そう。」
何かが尿道を出ていき、俺はものすごく気持ちよかった。

ここで俺は急に目が覚めた。パンツの中が濡れていた。手で調べてみると、夢精していた。
俺はパンツを脱ぎ、部屋を出て、洗面台の前に行った。誰もまだ起きてこないのを確認してから、俺は夢精で濡れたパンツを脱いで、においをかいでみた。栗の花のにおいと、少しオシッコの匂いがしていた。
俺は手早くパンツの汚れた部分を水で流し、パンツを洗濯機の洗濯物の下に方に押し込んだ。
忍び足で部屋に戻り、昼間用のパンツを穿いて、またベッドに横になった。

その日は月曜だったので、ブラバンの朝練のために学校に行った。
午前中の練習を終えて、靴を履いて校舎の前に出た。玉木はいなかった。
俺は出口の前の木陰に座って待っていた。
15分ほどすると、玉木がスポーツバッグを抱えて、陸上部のほうから歩いてきた。

「あっ、千葉、待っててくれたんだ。」
「べつに、ヒマだったからここにいただけ。」
「まあいいや。千葉、俺んちくる?」
「ああ、行く。」

途中の牛丼屋で昼めしを食ってから、俺はたちは玉木の家に向かった。

「土日はどうしてた?」
「図書館行ったりして、ふつーに。」
「ムラムラしなかった?」
「したけど。」
「じゃあ、自分でやった?」
「やろうとしたけど、うまくいかなかった。」
「じゃあ、出すことできなかったんだ。」
「でも、今朝夢精して出てた。」
「そうなんだ、夢精、気持ちよかった?」
「けっこうよかったよ。そんで玉木、お前は?」
「土曜も日曜もシコったよ。土曜は二回もシコってしまったけどね。」
「そうなんだ、すごいね。」
「今日は千葉のこと、気持ちよくしてやるからさ。」
「玉木がそんなこと言うから、勃起してきたじゃないか。」
「こんなところで勃起させるなよな、家までもうすぐだから。」

俺たちは急ぎ足で玉木の家に入っていった。

「千葉、今朝はどんな夢見て夢精したんだよ?」
「なんか変な夢。トイレに行きたくてさがしてたら、変なトイレがあって、そこでオシッコしようとしたら、いきなり玉木が隣にいて、俺のチンコをシコり初めてさ、なんかいい気持だなって思ってると、起きたら夢精してた。」
「なんだ、それって夢精の夢じゃなくてオネショの夢みたいじゃん。」
「でも、昔はオシッコの夢見ると必ずオネショしてたけど、最近は夢精することが多いね。」
「エロい夢は見ないの?」
「もちろんエロい夢もときどき見るよ。」

俺たちは自然にはだかになって、玉木のベッドの上で勃起したチンコを擦り始めた。

「先週、玉木に舐めてもらって、すげえ気持ちよかった。」
「そうなんだ、気持ちよかったんだ、それはうれしいな。」
「玉木、今日も舐めてくれるとうれしいんだけど。」
「舐めてやるけど、あわてないでゆっくりと楽しもうね。」
「うん。」


高1の夏休み(5)

  • by 雄太 at 8月4日(金)20時40分
  • Number:0804204024 Length:4093 bytes

玉木は俺の乳首をていねいに舐め始めた。俺はなぜか左側の乳首のほうが感じるらしい。玉木が舌で乳頭を刺激するたびに、俺は全身が痺れるような快感を覚えていた。

「千葉はこっちの乳首が感じるみたいだね。俺が舐め始めたら、チンコギンギンになって、ガマン汁がだらだら溢れてきたし。」
「そこばっかり舐められたら、すぐにいっちゃいそうだよ。」
「わかった、乳首以外で千葉が感じるところをさがしてあげる。」

玉木は俺のからだを上から下へと舐めていった。そして玉木はとうとう俺の後ろの穴の周りを舐め始めた。

「玉木、そんなとこ、舐めるなって、汚いだろう。」
「千葉のアナルだもん、汚くなんかないよ。」
「ヘンな臭いしない?」
「いい匂いがする。」
「玉木、エロすぎるぞ。」
「千葉だってけっこう感じてるくせに。」

玉木はしばらく俺の後ろの穴を舌で刺激していたが、それにも飽きたのか、今度は俺を上向きにして、立ち上がったモノを舐め始めた。
玉木に後ろを舐められて、かなり興奮していた俺は、しばらくすると玉木の口の中に激しく射精していた。

「やっぱ、前回より少ないね、まあ今朝夢精して出したんじゃしょうがないけど。」
「でも、すげえ気持ちよかったよ。」
「それならいいけど。次は俺も気持ちよくなりたい。」

俺は思い切って顔を玉木の勃起したモノの前に持っていき、舌先でちょっとだけ玉木のチンコを舐めてみた。ションベンのにおいが少しして、しょっぱかった。でもそれ以上はまだ無理だった。

「千葉、ムリしなくていいぞ、手でしてくれれば、じゅうぶん気持ちいいから。」
「ゴメン、やっぱできない。」

俺は玉木の勃起したものを手でつかみ、手を前後に動かして玉木のチンコを刺激した。
だんだんと玉木は喘ぎ声を出し始め、そして玉木のチンコが急に硬さを増した。
玉木はからだを反らせて、爆発をガマンしているようだった。
それも限界にきたらしく、玉木はウッと呻くと、ものすごい勢いで精液をまき散らした。
玉木がまき散らかした精液をティッシュでふき取り、俺たちはお互いを抱くようにして、裸のまま昼寝を始めた。

昼寝を終えると、俺は何事もなかったかのように、服を着て、玉木の家を出たのだった。

月曜から金曜までは、毎日午前の部活の後、俺たちは玉木の部屋で秘密の行為に耽っていた。

そして、その週末、玉木の両親が親類の結婚式に出るために一泊で地方に行くということだったので、俺は玉木に誘われて、土曜の夜は玉木の部屋に泊まることにした。

土曜日の昼過ぎ、俺は家で昼めしを食べた後、玉木を待ち合わせている図書館に行った。
玉木の家に行く前にとりあえず夏休みの課題を二人でやるためだった。
図書館に着いて、閲覧室に入っていくと、玉木はすでに勉強を始めていた。

「玉木、早いな。」
「ああ、早めに来て勉強してた。」
「俺もマジでやらなきゃ、後で困るから。」
「千葉、早く勉強しちゃて、俺んちに帰ろうぜ。」
「ああ、俺もそんなに長くはできないし。」

とりあえず2時間ほど俺たちは黙々と勉強をした。玉木は運動部なのに、勉強のほうもすごくできるので、俺が質問するとていねいに教えてくれた。

「千葉、そろそろウチに帰ろうぜ。」
「俺はいいけど、玉木はもっと勉強しなくていいのか?」
「勉強はもういい。早く千葉を連れて家に帰りたい。」
「玉木、目が潤んでるよ。」
「だから、ガマンも限界ということ。」

俺たちは玉木の家までチャリで急いだ。家に着いて、チャリから降りた玉木はモッコリとした股間を手で隠すようにしていた。

「やべえ、チャリを漕いでると、なんか勃起しちゃった。」
「そのハーパン、モッコリが目立つんじゃないの。」
「千葉、早く部屋に行こうぜ。」

俺たちは急いで玉木の部屋に入った。中に入ると玉木がすぐに俺に抱きついてきた。

「けっこう、俺、汗かいてるから、汗臭くない?」
「千葉のにおいなら、どんなにおいでもいいにおいだ。」
「玉木、けっこうヘンタイだったりして。」
「においフェチくらいだったら、べつにヘンタイじゃないっしょ。」
「玉木、さらにチンコ、硬くしてない?」
「こんど、千葉の部屋にも行ってみたいな。」
「俺んちは、おふくろが専業主婦だから、たいてい家にいるからなあ、部屋でヘンなことできないし・・・」
「べつにお前の部屋でいろいろしたいってわけじゃないって、とりあえず、千葉の部屋ってどんなのかなって思ってさ。」
「ふつうだよ。」
「千葉って、兄弟いるの?」
「弟がいるよ、三つ年下だけどね。」
「千葉に弟がいるなんて、想像できないな。千葉ってバリバリの弟キャラじゃん。」
「弟は中一なんだけど、確かに俺よりしっかりしてるけどね。でもすげえ生意気だよ。」
「まあそのうち弟くんにも紹介してよ。」
「いいけど。」

玉木が俺のパンツを脱がせてくれたので、俺も玉木のハーパンをまず脱がせた。玉木が穿いていたエロいローライズボクサーのモッコリの頂点にはガマン汁の大きなシミができていた。


高1の夏休み(6)

  • by 雄太 at 8月4日(金)20時47分
  • Number:0804204702 Length:4035 bytes

「げっ、玉木、もうすげえ濡れてるじゃん。」
「ああ、図書館にいる時から、ガマン汁が出てたし。」
「それにしてもギンギンになった亀頭がヌルヌルしてるね。」
「千葉、早く擦ってよ。」
「玉木も俺のを触ってほしい。」

俺は玉木からあふれ出るガマン汁をてのひらに付けて、玉木のヌルヌルなった亀頭を手で直接擦った。玉木はあまりの強い快感のせいでものすごい喘ぎ声をあげていた。

「ヤベ、千葉、ちょっと手を止めて、そのまま擦るといきそうだから。」
「いっちゃえばいいじゃん。」
「ダメだよ、今日は千葉が泊ってくんだから、一晩中ゆっくりと、いや徹夜でゆっくりと楽しみたい。」
「玉木は二回くらいは軽いんだろう。」
「そうなんだけど、急ぎ過ぎないようにしないと・・・」

俺は玉木のチンコから手を放して、玉木のからだ全体を愛撫し始めた。玉木も俺のからだを、感じるところをさがすように念入りに撫でまわしていた、

時間があっという間に過ぎていき、とりあえず俺たちは行為を中断して、晩飯を食べることにした。
玉木の母親が作っておいてくれたカレーを俺たちはおいしく食べた。
食後は何となくテレビを見ながら過ごした。

そして12時ごろ、俺たちは一緒に風呂に入ることにした。お湯に入ると暑いので、シャワーだけ浴びてからだを洗った。

「千葉、お前、ちゃんと包皮の中を洗ったか?」
「今朝、ウチでシャワーで洗ったからだいじょうぶ。」
「だいじょうぶかなあ、ちょっとだけ包皮をめくるよ。」
「うわっ、それ以上めくると痛いって。」
「やっぱ、ションベンのにおいと、それから白っぽいチーズみたいなにおいのするカスが溜まってるぞ。」
「今朝軽く洗ったんだけどなあ。」
「じゃあ、俺が洗ってやるよ。」

そう言うと玉木は、ぬるま湯を入れた洗面器を俺のチンコの下に持ってきて、俺に持ってるようにと言った。俺は両手で洗面器を持った。洗面器のぬるま湯の中に、俺のチンコの先っぽを浸けて、玉木は包皮をもむようにして洗ってくれた。

「これでいいだろう。包皮の中がかなりきれいになったと思うよ。」
「玉木、お前が弄るから、勃起してきちゃったじゃないか。」
「千葉は感度いいね。ちょっと洗っただけでこんなにギンギンにおっ立てて。」
「そういう玉木もけっこう勃起してるみたいじゃないか。」
「ほら、からだを洗ったら、千葉は後ろも軽く洗っておきなよ、それが終わったら部屋に行こう。」

シャワーを浴びた後は、パンツ一枚穿いただけで、キッチンに行き、冷たい牛乳を玉木はいつも飲むということなので、俺も付き合ってコップ一杯分飲んだ。

そして俺たちは玉木の部屋の床に二枚の布団を敷いた。スペースがないので、二枚の布団はかなり重なっていた。

俺たちはとりあえず並んで布団の上に横になった。

「ちょっと狭いね。」
「狭いほうが千葉とくっついていられるから、狭いほうがよかったりして。」
「玉木ってさ、学校だと運動部所属の硬派みたいだけど、本当はけっこうエロいんだね。」
「千葉、そういう俺にがっかりした?」
「するわけないよ、むしろ好きになったというか。」
「げっ、それってさりげなくコクってくれたのかな。じゃあ、俺も千葉のこと、いいなって思ってたんだ。」
「まだ、俺、自分の気持ちがはっきりとわかってるわけじゃないから、まずは友達からね。」
「それでいいよ、お互いの気持ちがわかった記念に、いいことしよう。」

玉木が、仰向けに寝ている俺の上に乗ってきて、そして顔が近づいてきて、俺はやさしいキスをされた。
やさしいキスが終わると、今度はディープなキスを玉木は俺にし始めた。
俺の口の中に侵入してきた玉木の舌が、俺の口の中を刺激するたびに、俺の全身から快感が溢れだしていた。

「すげえ、千葉、お前、キスされただけで、ガマン汁がハンパなく垂れてる。」
「玉木、また俺のチンコ、舐めてよ。」
「ガマン汁でヌルヌルになって、おいしそうなチンコになってる。」

そう言うと玉木はからだの向きを変えて、俺の下半身のほうに顔を近づけてきた。
そして、玉木は俺のギンギンに勃起したものを、キャンディーでもなめているかのように、おいしそうに舌を使って舐め始めた。

「千葉、いきそうになったら言えよ、まだ出すのは早い、夜は長いんだからな。」
「玉木の舐めるのかうまいから、すぐにいきそうになっちゃうんだよ。」
「でも我慢しろよな、まだまだ早い。今日は泊りなんだから、ふたりともゆっくり楽しもう。」

俺のチンコをフェラするのを中断した玉木は、俺の全身を順番に舐めていった。俺のからだのどの部分が感じるのかを確かめながら。

玉木にばかりやらせておくわけにもいかないので、俺も玉木のからだを唇と舌で刺激し始めた。
いまさらながら玉木のぱきっと割れた腹筋に驚いたり、陰毛から続くギャランドゥに俺はものすごく興奮したりしていた。

そしてふたりの興奮がだんだんと高まってきていた。


高1の夏休み(7)

  • by 雄太 at 8月5日(土)21時21分
  • Number:0805212120 Length:3705 bytes

「千葉、そろそろ俺、入れてみたいんだけど。」
「いいけど、玉木のチンコ、勃起するとすげえでっかいから、入るかな。」
「それは俺に任せておいて。なるべく千葉が痛くないように、やさしくするからね。」

いきなり玉木が入れてくるのかと思ったら、最初に玉木は指をぼくの後ろに入れてきた。

「千葉、これ、痛い?」
「そうでもない。」

玉木は入れた指を前後に動かした。俺はなんかを排出したいような変な感じだった。
しばらく玉木はずっと指を入れたり出したりを続けていた。

「さっきから、指2本入れてるんだけど、痛くない?」
「そうなんだ、気づかなかった、だから痛みはないよ。」
「だいぶ準備ができてきたみたいだね。」

そう言うと、玉木は自分のチンコにコンドームを着けた。そしてどろどろとした透明の液体をコンドームに付けていった。そして俺の後ろの穴にもたっぷりと垂らしていった。

「痛かったら言えよ。ゆっくりやるけど。

そう言うと玉木はゆっくりと俺の中に侵入してきた。玉木の亀頭が入り始めた時、俺は引き裂かれるような痛みを感じていた。

「玉木、ちょっと痛い。」
「千葉、もう少し我慢して。亀頭が奥に入ったら、痛みが弱くなるはずだから。」

俺はかなり痛みを感じていたが、玉木が痛みが減るというので、少し我慢していた。

「半分以上、入ったよ、痛みは?」
「少しマシになってる。」
「なら、もう少し入れるよ。」

玉木が腰を前に出すようにして、さらに俺の奥に侵入してきた。そうしていると、玉木の亀頭が俺の内部の何かを刺激したみたいだった。俺の尿道の中をドロッとした液体のようなものが、尿道を押し広げながら出ていくのが感じられた。

「なんか白っぽい液体が千葉のチンコの先から出てきた。」
「俺、もう行っちゃったのかな。まだそれほど気持ちよくなってないんだけど。」
「たぶん、俺が千葉の前立腺をチンコで押したんじゃないのかな。それとも千葉が潮吹きしたっていうんだったら、うれしいけど。」
「でもなんか少しずつからだの中が熱を持ってきてるみたい。なんか変な感じ。」
「千葉が痛くないんだったら、このまま続けるよ。」

俺はまだ少し痛みを感じていたが、それよりもからだの奥からわきあげてくる熱い快感のほうが強くなっていた。
快感は少しずつではあるが、常に大きくなり続けていた。
俺たちは気持ちのいい行為に没頭して、時のたつのも忘れていた。

そして玉木の前後運動がさらに激しくなり、ぼくの後ろを激しく突き上げていた。
ある時、玉木のチンコがぼくの中でさらに硬くなり、その刺激で、ぼくのほうもわけのわからないほどの強い快感がからだの奥からうまれていた。

玉木がぼくの中から出ていくのを、ぼくは茫然として感じていた。玉木が出て行ってもぼくのからだの火照りは消えていかなかった。

「千葉の中でいっちゃったけど、だいじょうぶだった?」
「なんかまだからだが気持ちよくってトロトロとしてる。」
「コンドームしてたから、精液は中に出してないから、千葉はそのまま寝てていいよ。」
「うん、まだからだが火照ってる。玉木、しばらく抱いててよ。」
「いいよ、千葉はほんとかわいいね。」

俺は玉木に抱かれて、そのまま安心して眠っていた。

翌朝俺は、柔らかな快感に全身を包まれたような感じで目を覚ました。

「あっ、千葉、起きたんだね。」
「玉木、なにしてんだよ。」
「さっき目が覚めて、千葉のほうを見たら、ギンギンに朝だちさせたまま、クークー寝てたから、ちょっと触らせてもらった。」
「ったく、朝から何してんだよ、でも、気持ちよかったかもしれない。」
「だろ、千葉ったら、俺が触ると、けっこうエロい声上げてたからね。」
「なんか夢見てたかもしれない、あんまり覚えてないけど。」
「俺もすげえたっちゃてんだ、千葉、さわってくれるかな。」
「いいけど。」

俺たちはお互いのからだを交互に愛撫しあった。片方がいきそうになると、次は攻守を後退して、いつまでも行為は続いたのだった。

「げっ、もう昼すぎてる。」
「もうそんな時間なんだ。玉木の親って、何時ごろ帰ってくるの?」
「親が帰ってくるのはたぶん夕方だから、それは心配ない。」
「そろそろ出しちゃいたいな。」
「千葉、すげえ興奮してるよね。」
「玉木だって同じだろ。」

玉木は俺のチンコを口で刺激し始めた。俺は手を伸ばして、玉木のでっかいチンコを手でつかんで擦った。
そして俺は玉木の口の中に大量の精液を噴出した。しばらくして玉木も俺の手の中で爆発した。


高1の夏休み(8)

  • by 雄太 at 8月15日(火)21時40分
  • Number:0815214019 Length:4435 bytes

気がつくともう午後1時だった。玉木が準備してくれた、朝食メニューを俺たちは向かい合って食べた。

「ゴメン、昼なのに朝食メニューで。」
「玉木、ちゃんと作れるんだね。」
「作ったのは、目玉焼きとソーセージを焼いただけ。レタスは洗って冷蔵庫にあったのを使ったし。」
「でも、おいしいよ。」
「ならよかった。千葉、食パン、もっと食べるだろう?」
「うん、食べる。」

玉木とはからだだけの関係で、恋愛感情はないと思っていたが、それでもからだを重ねた翌朝は何も言わなくても心が通い合っている気がした。

その日の午後は、ふたりで図書館に行き、夏休みの宿題を少しだけ片づけた。
家の近くまでいっしょに帰ってき、玉木は俺の家の前までいっしょに来てくれていた。

「千葉、明日はブラバンの練習だろ?」
「ああ、午前中だけね。」
「俺も午前中だけ練習するから、その後、俺んち来るだろう?」
「うん、行く。」
「じゃあな。」

そう言うと玉木は自転車に乗って帰っていった。

そして月曜日から金曜まで、俺は午前中は部活の練習をし、その後午後は玉木の家に行き、相互オナニーをして過ごしていた。
ところが、前の週末に俺は玉木の家に泊まり、最後までしてしまっていたので、相互オナニーだけでは物足りなく感じていた。それは玉木も同じだったようだ。

「また、千葉と泊りでいいことしたいな。」
「そうだね、今週ずっと昼間やってきたくらいじゃ、物足りないかも。」
「明日は両親いるけど、俺んちに泊まりにおいでよ。」
「でも、ご両親がいるんじゃ、なんか気になるよね。」
「夜、親が寝た後、すればいいから。」
「静かにすれば、なんとかなるかな。」
「声を出さなきゃだいじょうぶだよ。」

そういうふうに相談がまとまり、俺は土曜日の夜、晩飯を食ってから、玉木の家に行った。
夏休みの宿題をいっしょに集中的にやるという触れ込みで来ているので、俺はバッグいっぱいの勉強道具を持ってきていた。
二階の玉木の部屋に行く前に、俺はリビングに通され、ご両親に挨拶をした。
しばらくご両親を交えて、学校のことや部活のことを話した後、玉木と俺は部屋に入った。

「親がうるさくてゴメン。」
「べつに話すくらいはだいじょうぶ。」
「とりあえず、夏休みの勉強でもしよう。たぶんもう少ししたら母親が夜食を持って、偵察に来るから。」
「うん、いっぱい勉強道具は持ってきてる。」

ふたりで宿題を解いていると、玉木のお母さんが夜食を持って部屋に入ってきた。

「お勉強は進んだの。お腹がすいたら、これを食べて頂戴ね。」
「かあさん、ありがとう。」
「すみません、いただきます。」
「ふたりですると、お勉強もはかどりそうね。」

もう少し話したそうなお母さんを玉木はさりげなく部屋から出した。
夜食を食べて、さらに勉強を続けていると、今度は風呂に入るようにとお母さんが言いに来たので、俺たちは交代で風呂に入った。

そして12時過ぎに、玉木がリビングに様子を見にいってくると、ご両親はもう部屋に戻ったらしかった。

「もう、親は寝室に入ったみたいだからだいじょうぶだ。」
「もう少し、様子をみた方がいいんじゃない?」
「千葉、俺、もう限界。さっきからビンビンになってる。」
「それは俺も同じだけど・・・」
「ならいいじゃん、気持ちいいことしよう。」

俺たちはまずはお互いのからだ全体を手で撫でていった。そして、ふたりの快感が高まったところで、玉木は俺の後ろをほぐしはじめた。

「千葉、ここ、もうすげえ熱をもってる。」
「玉木、お前がエロいことするから、からだが火照ってる。」
「これなら、すぐにほぐれそうだ。」

しばらく指で俺の後ろをほぐしてから、玉木は自分のいきり立ったものにコンドームを着けてから、そこにオイルをたっぷりと塗った。俺の後ろにもオイルを塗りつけ、仰向けにした俺の両足を持ち上げて、露になった後ろに、玉木はゆっくりとそそり立つものを挿入してきた。

「千葉、ちょっとだけ、ガマンしてね。」
「痛え。」
「奥まで入れるとよくなるから、ちょっとだけガマンしてほしい。」

玉木の膨らんだ亀頭が入口を通過して、中に入ってくると痛みは少しやわらいでいた。
そして玉木の亀頭が、俺の感じるところにあたり始めた。

「千葉がいちばんかんじるところは、このあたりだね。」
「ひゃっ、なんかすげえ変な感じ。」
「千葉、すげえ、なんかチンコの先から液体が漏れ出してる。」
「うわっ、何かが出るよ、何かが尿道を通ってる。」

玉木が腰の動きをだんだんと早めていっていた。それにつれて、俺はからだ全体に快感が湧き上がっていた。
俺の中で玉木のものがさらに硬くなっていくのがわかった。刺激がだんだんと強くなって、俺は自然に喘ぎ声をあげていたみたいだ。
そして、玉木のものがリズミカルに律動し始めた。

「千葉、もうだめ、俺行っちゃうよ、行っちゃう。」

律動する玉木のものが俺をさらに刺激して、俺は気が遠くなるようなものすごい快感におそわれていた。

「千葉、すげえよかったよ、いっぱい出ちゃったみたい。」
「それも気絶しそうなくらいよかった。」
「千葉、ゴメン、疲れさせたみたいだね。」
「うん、ちょっと疲れた、眠い。」
「俺も眠いよ。」

俺たちは疲れにおそわれて、夏なのでタオルケットもかけずに、素っ裸のまま抱き合って眠っていしまった。
そしてそれが大変な出来事を引き起こしてしまった・・・


高1の夏休み(9)

  • by 雄太 at 8月16日(水)20時01分
  • Number:0816200104 Length:4542 bytes

エッチに疲れて後始末もあまりしないで俺たちは裸のままで抱きあって、いつもより深い眠りについていた。
翌朝、俺は女の人の声で目を覚ました。

「あんたたち、いったいなんなの、この状態は!」

先に玉木がその声に反応した。

「なんだ、お母さん、なんだよ?」
「なんだよじゃないでしょ、あんたたちなんで裸で抱き合って寝てるのよ。」
「げっ、やべえ。」
「だから、どうしたのって聞いてるの!裸で寝てるなんてどういうことよ。すごい臭いもしてるわよ。」
「いや、これは、そうだ、エアコンが効きすぎちゃって、ちょっと寒くて抱き合ってて・・・」
「ごまかしてもダメよ、これはなによ。こんなものあるなんて。」
「そっそれは。」

お母さんは昨夜玉木が使った、白い液体がたっぷり入ったコンドームを差し出していた。
昨夜は疲れてしまったため、何の後始末もしないで、ふたりとも寝てしまっていたのだ。

「そんなのどうでもいいだろう。出てけよ、おふくろ・・・」
「出てけないわよ、こんな状態を見たら。お母さん、情けないわよ。」
「おふくろ、だから、なんでもないって。」
「この際、言っちゃうけど、あなたが、男の人に興味があるのは何となくお母さんわかってたのよ・・・」
「なっなんで、それがわかったんだよ・・・」
「あなたは隠してるつもりでしょうけど、携帯に男の人の裸があるのを、お母さん、知ってるわよ。」
「げっ、おふくろ、見ちゃったんだ。だから俺はそうだけど、こいつは違うから。」
「まだそんな言い訳ばっかりするのね。じゃあ、どうしてふたりとも大事なところを大きくしてるのよ、丸見えよ。」
「こっこれは、ええと・・・」
「千葉くん、悪いけどすぐに帰ってもらえないかしら。この子と話さなきゃならないことがあるから。」

よく見ると、玉木も俺も見事に勃起させていた。ただそれはエロいからそうなっているわけではなくて、朝立ちしているだけだったのだが。そんなことをいきり立っている玉木の母親に説明するわけにもいかない。
俺はあわてて、服を着て、逃げるように玉木の家を出た。
家に帰ると、俺はすぐに部屋にこもった。考えがまとまらないまま一日が過ぎていた。

夕方、玉木からメールが届いた。

今朝はゴメン、千葉まで巻き込んじゃって。
あの後、両親からしょうもない説教をくらった。
俺がいろいろ反論したら、お袋のやつ、千葉の両親とも今後について相談するなんて言い出すから、それだけはさせないようにと思ったら、もうなんにも言えなくなった。
そんで夏休みの残りの10日は、京都の伯母のところに行かされることになった。
新学期には帰ってくるけど、しばらくは会えない、帰ってきたらまた会おうね。
ホント、ゴメン。

玉木はしきりに謝っているが、俺だって同罪だと思う。玉木のご両親にさりげなく引き裂かれたのだろう。まあ、朝起こしに行ったら、息子が素っ裸で男友達とエッチの跡も明らかな様子で寝ているのを発見して、あわてたのだろう。

そして俺は、急に玉木がいなくなったので、午後の時間を持て余していた。
そして、夜になるとなぜかからだが火照ってきて、全身にむずむずとした変な感じにおそわれていた。それは俺だけでは解決できるような状況ではなかった。

夏休みの最終週、俺は鉄オタの友達と青春18キップの旅をしてくると両親に行って家を出た。
朝早く出発して、夕方には大阪に着くことができた。とりあえず俺は友だちと別れて、親が予約してくれていたホテルに行った。安い部屋らしく、窓を開けると、すぐに隣のビルの壁があった。そんな部屋だったがベッドはセミダブルで大きくて寝心地はよさそうだった。
俺は玉木にメールを出した。

玉木、俺、さっき大阪に来た。今はホテルの部屋。
明日、時間あったら会わない?
返事待ってる。

しばらくすると、玉木から返事が返ってきた。

大阪にいるって、マジ!
明日、昼間なら、伯母さんには図書館に行くって言って出かけられるから、そっちに行くよ。
10時過ぎにはホテルに着けると思う。待ってて。

玉木のメールを受け取った後、俺はシャワーを浴びて、裸の上に備え付けの寝間着を着た。
そして翌日玉木に会うことを考えていると、ギンギンに勃起してしまっていた。
俺は寝間着の上からしばらく硬くなったものを擦っていたが、それほど気持ちよくならないので、いつの間にか眠っていた。

いつの間にか、俺は部屋のバスタブに、なぜか玉木と一緒に入っていた。
しばらくすると、俺は急にションベンがしたくなっていた。
「玉木、俺、ちょっとションベンしたくなった。」
「いいけど、トイレってこのバスタブのすぐ横じゃん。俺が見てても、千葉、ションベンできる?」
「ハズいからムリ。ガマンする。」
「じゃあ漏れないように俺が握ってあげる。」
そう言うと玉木は俺のものをてのひらで包むように強く握った。
「これでもうもれないだろう。」
俺はものすごく変な気分だった。募るような尿意と玉木の手による刺激の気持ちよさが同時に押し寄せてきていた。
下腹部が熱いくらいに熱をもっているみたいだった・・・

俺はホテルのベッドで寝ているのに気付いた。少し前に見た夢を思い出して、俺はオネショだとヤバいと思い、あわててチンコのあたりを触ってみた。
手にはベトベトした粘液が付いてきた。
俺はオネショでなく夢精をしていたのに安心した。それでもホテルの寝間着の内側は大量に漏れた精液でドロドロになっていた。
寝間着を脱いで、ティッシュでていねいに拭ってから、俺は裸でベッドに横になって、二度寝をした。


高1の夏休み(10)

  • by 雄太 at 8月17日(木)20時42分
  • Number:0817204259 Length:4490 bytes

朝のビュッフェを食べて部屋に戻って待っていると、10時過ぎに玉木からまたメールが届いた。ホテルの一階に着いたらしいので、俺は部屋番号を書いて返信した。
しばらくすると玉木が部屋にやってきた。

「驚いたぜ、千葉。でも来てくれてうれしいよ。」
「須賀(鉄オタの友人)といっしょに18キップで来た。」
「そうなんだ、そんで須賀は?」
「たぶん、今日も乗りまくってると思う。明日の朝、一緒に帰るつもり。」
「千葉に会いたくて、俺、狂いそうだった。」
「俺も。」
「夕方までにおばさんちに帰らなきゃならないから、あんま時間なくてゴメン。」
「何時ごろここを出ればいいの?」
「たぶんここを4時頃出れば大丈夫だと思う。」
「それまで6時間もあるじゃん。」
「6時間しかないんだよ。」

俺はdon`t disturbの札をドアの外にかけた。
ベッドに戻ると、玉木が服を着たまま俺を押し倒してきた。

「俺、千葉のことを考えて、毎日シコってた。」
「俺もからだがむずむずしてしかたなかった。」
「千葉、ひとりでシコれるようになったの?」
「あんまうまくいかないかな。そのかわり、今朝夢精した・・・」
「どんな夢見た?」
「玉木と風呂に入ってて、玉木が俺のチンコを握ってて、それが気持ちよくて、起きたら夢精してた。」
「俺の夢で夢精するなんてうれしいな。今日は千葉のこと、うんと気持ちよくさせてあげるね。」

玉木は俺のからだを上から下まで、それも足の指までキスしてまわっていた。
俺も玉木のからだをキスしてまわっていた。
そしてギンギンに勃起したものを重ねて、手で包むように刺激していった。

「千葉、擦ってもチンコ痛くない?」
「だいじょうぶ、すげえ気持ちいい。」

俺たちは時のたつのも忘れて兜合わせの激しい快感に溺れていた。
そして、快感が頂点まで高まり、まず俺が大量の精液を胸のほうに発射していた。
そしてしばらくすると玉木もものすごい勢いで射精を始めていた。
一回射精したくらいでは、ふたりの勃起はおさまることがなかった。

「そろそろ、千葉の中に入れたい。」
「うん、俺もそうしたい。」

いちど射精して、俺はじゅうぶんにウォーミングアップできていたので、玉木が少し指を入れてほぐしただけで、受け入れられそうな状態になっていた。

そして玉木はギンギンになったものにコンドームを着けて、少し前に出した精液をオイル代わりに塗りたくって、俺の後ろにゆっくりと侵入してきた。
相変わらず、入ったばかりは少し痛かったが、ガマンしていると、すぐに玉木のものは奥まで入り込んできていた。
そして俺はガツンというものすごい快感が全身を駆け巡っていた。

「千葉、だんだん、感度よくなってきたね。」
「そのあたりが、すげえいいよ。」

玉木はゆっくりと前後運動をして、俺の一番感じるあたりを刺激してくれた。
玉木のものが前後して俺を刺激するたびに、俺は感電したような痺れるような快感におそわれていた。
そしてだんだんと玉木の前後運動が激しくなり、俺たちはものすごい快感を共同で貪っていた。

ある時、玉木のものが俺の中でさらに膨張して、俺の感じる部分を刺激した。
俺は目の前で何かが爆発したような錯覚を覚えた。俺の中では玉木のものが激しく律動を繰り返していた。あまりにも強い快感に俺はほとんど失神しそうだった。

「千葉、だいじょうぶだった?」
「うん、まだからだじゅうが熱をもってるみたい。」
「千葉ったら、失神しそうだったね。」
「だって、すげえ気持ちよかったんだもん。」
「俺もだよ。気持ちよすぎて、いっぱい出しちゃったよ。」
「今何時?」
「2時前だね。まだ時間あるから、千葉、出したらいいよ。」
「玉木は?」
「俺もいっしょに出そうかな。」

俺たちはんまたふたりの勃起したものを重ね合わせて、兜合わせをした。
前回より時間はかかったが、最後に射精した時には、前回よりも激しい快感におそわれていた。

「すげえ、玉木、今日3回目なのにいっぱい出たね。」
「千葉とやると、気持ちよくていっぱいでるみたい。」
「俺もすげえ気持ちよかった。無理しても大阪まで来てよかった。」
「そろそろ、時間だから、俺出るよ。」
「じゃあ、駅まで送ってく。」

俺たちは身支度を整えて、ホテルを出て最寄りの駅まで歩いた。

「ここから京都までどのくらいかかるの?」
「一度乗り換えるけど、電車に乗ってる時間は40分くらいかな。」
「乗換駅までは何分かかる?」
「30分くらいだよ。」
「じゃあ、乗換駅まで、玉木といっしょに乗る。」
「そんな、いいよ。」
「この電車、乗ってみたいんだ。」
「なら、そうする。」

俺たちは列に並んで、二人掛けの椅子に並んで座った。
そして二人の腰の間に手を差し入れて、人に見えないように手をつないだ。
30分があっという間過ぎ、俺たちは電車を降りた。玉木とはそこで別れて、俺は同じ線を引き返す電車に乗った。

そして俺はホテルに戻った。リラックスしようと、寝間着に着替えようとして、寝間着が朝の夢精で濡れたところから、激しい臭いを放っているのに気付いた。
しかたがないので、寝間着はあきらめて、パンツ一枚になってベッドに寝転がった。
ベッドには玉木との行為の後が残っていた。

そして翌朝6時に起きて、朝食も食べずに駅に向かった。須賀の指定していたホームに行って、探していると、須賀が笑いながら立っていた。

俺たちはちょっと寄り道をしながら、各駅停車を乗り継いで夜までには帰り着くことができたのだった。


高1の夏休み(その後1)

  • by 雄太 at 8月18日(金)21時18分
  • Number:0818211842 Length:5517 bytes

夏休みが終わり、玉木も京都から戻ってきて、学校でしか会うことはなかった。玉木の家には行けなくなってしまっているし、俺の家には弟もいるので、来てもらうわけにもいかなかった。

玉木とすることでエッチの快感を知ってしまった俺は、ずっと悶々として過ごしていた。
相変わらず一人エッチは真性包茎のせいでやっても快感があまりなかった。
玉木とのエッチを覚えてしまったせいか、以前よりもさらに頻繁に夢精をしていた。
それでも俺は溜まっていらいらしている状態が続いていた。

玉木に会ってしまうと、からだが先のほてってしまい、どうしてもエッチをしたくなってしまうので、俺たちはなるべく会わないようになっていた。

9月中旬のある土曜の午後、俺は夏休みに玉木を訪ねる時に途中までいっしょに旅行してくれた須田の家に行った。
各駅停車を乗り継いで行ったときの写真を須田がNikonの一眼で撮っていたので、それを見せてもらうためだった。
須田の家は、けっこう大きな新しい家だった。玄関を入って、人気のない家の中を、須田の部屋まで歩いていった。
須田の部屋は、壁には鉄道の写真があちこちに貼られていた。そのうちに一枚は、乗り換えの時間にある駅でふたりで撮ってもらった写真がプリントされて飾られていた。

「これ、〇〇駅で撮ってもらったやつだね。」
「そうだよ、なんかきれいなお姉さんに取ってもらったやつだよ。」
「そうだっけ。」
「千葉はあいかわらずお子ちゃまだから、お姉さんには興味がないよね。」
「ひょっとして、あの駅まで乗ってきた電車で、向かいの席に座ってた女の人?」
「おっ、千葉もやっと思い出したか。きれいな人だったなあ。」
「須田は年上のほうが好きなのか?」
「いんや、そんなことはないよ。美人だったら年上でも年下でもだいじょうぶ。」
「へんなこと聞くけど、須田は経験あるの?」
「リアルではまだない。」
「ああ、童貞なんだ。」
「そういう千葉はどうなんだよ?」
「俺も須田と同じ。」
「まあ千葉はそうだろうな。千葉に先を越されてたら落ち込んでたな。でも千葉も童貞で安心した。」
「須田って、夢精とかする?」
「夢精? しねえよ。」
「そうなんだ。」
「夢精する前にシコっちゃうからね。」
「ふつうはそうだよね・・・」
「千葉はシコらないのか?」
「ちょっとうまくシコれないというか・・・」
「シコれないって、どういうことだよ?」
「ほら、アレに皮が被っててさ。それでうまくいかないみたい。」
「千葉は包茎なんだ。」
「うん。須田は?」
「俺も包茎、仮性だけどね。千葉は?」
「俺はたぶん真性包茎だと思う。」
「高校生で真性包茎なんて珍しくねえか?」
「そうなのかなあ。」
「千葉、ホントに真性なのかどうか、俺が見てやるよ。」
「いいけど、そのかわり、須田のも見せてよね。」
「いいぜ、千葉が見せてくれるんだったら、俺も見せる。」

俺たちは背中を向けあって、ズボンとパンツを脱いだ。そして同時に振り返った。

「ああ、千葉のは先っぽが窄まってるね。」
「須田のも覆われてるじゃん。」
「でも俺のは勃起したら半分くらい剥けてくるぜ。」
「そうなんだ。」
「なんかチンコ出したら、シコりたくなってきた。」
「なんか人にシコってもらった方が、自分でするより良くない?」
「清潔そうな顔してるくせに、千葉ってけっこうエロいのな。お前、誰かにシコってもらったことあるのか?」
「まあ、あるよ。」
「千葉がエロいこというから、俺も勃起してきちゃったじゃないか。」
「須田のって、膨張率すごいね。」
「だろ、完全に勃起するとけっこう大きいぜ。千葉のも勃起してきたな。」

そう言うと須田は俺のものを手で握った。そして皮の上からしこり始めた。

「須田、痛い、手を動かさないで。」
「なんだよ、千葉、軽くシコっただけだぜ、それで痛いのか?」
「ゴメン、マジ、痛い。」
「じゃあ、これならどうだ?」

今度は須田は、俺の先っぽのあたりを指で軽くなで始めた。

「これならだいじょうぶそうだな、千葉、気持ちいいのか、すげえ硬くなってきた。でもぜんぜん皮がめくれないな。」
「須田のを触っていい?」
「けっこう激しくシコっていいぜ。」

俺が握ると、須田のものは一度ビクンと跳ねてさらに膨張した。
その時須田は掛けていた眼鏡をはずした。眼鏡をとると、須田は意外に整ったイケメンだった。眼鏡をとり、髪形をちゃんとすれば、かなりのイケメンになりそうだった。

そしてだんだんとふたりとも、シコりあいに熱中してくると、自然に須田が俺のチンコを強く擦るようになっていた。

「須田、痛いよ。」
「千葉、ゴメン、気持ちよくなって、つい強く擦っちゃった。」
「ちょっとの間、擦らないで。その間に俺が須田をいかせてやるから。」
「わかった、その後俺が、千葉をいかせてやる。」

俺は千葉のチンコを握って、手を大きく動かした。俺の手の中で、須田のチンコはものすごく硬くなっていた。
そのまま扱き続けていると、須田のものがさらに膨張して、そして爆発をした。
須田は信じられないくらいの大量の精液を噴出していた。

「千葉、お前の手って、すげえ気持ちよくなるのな。いっぱい出ちゃったぜ。」
「すごい飛んだね、溜まってたの?」
「これくらい普通。昨日一人エッチしたし。」
「毎日シコるんだ?」
「まあな。休みの日とかは何回もシコることあるぜ。」
「じゃあ、夢精なんかしないはずだね。」
「次は千葉のをいかせてやるよ。」
「うん、すごく軽く触ってね。」

須田は俺のチンコの先のほうを指で撫でるように刺激していった。須田の射精を見てかなり興奮していた俺は、しばらくすると最後を迎えていた。
須田に負けないくらいの量の精液を俺は発射し続けた。

「千葉もかわいい顔してけっこうな射精するじゃん。」
「だって、溜まってたから・・・」
「どのくらい溜まってたんだよ?」
「5日くらいかな・・・」

その時須田が極上の笑みを顔に浮かべたので、俺はつい、須田にキスしたくなり、顔を近づけた。すると須田は、急に表情を変えて、近づく俺を手で押さえながら、俺をよけるように立ち上がった。

「ゴメン、千葉、いくらお前でもキスはムリ。」
「こっちこそゴメン。」
「そんな顔すんなよ、俺が千葉をいじめたみたいじゃん。」
「でも須田に拒否られてけっこうショックだった。」
「男って、出しちゃうと急に冷静になるじゃん。だからだよ。」
「須田、ありがとう、今日はすげえ気持ちよかったよ。キスなんかしないからさ、またやりたいな。」

俺はティッシュで飛び散った精液をふき取ると、須田の家を出た。
そしてそのまま、家に帰って部屋にこもった。その後須田には何回か家に来いと誘われたのだが、行く機会がないまま時間が過ぎていた。


高1の夏休み(その後2)

  • by 雄太 at 8月19日(土)22時29分
  • Number:0819222948 Length:4434 bytes

そして10月のある日、授業が午前中で終わる日があった。午後は部活があるのだが、玉木も俺も部活はフケて、昼に学校を急いで出た。
俺たちはマックで昼を食べ、そして自転車で玉木を俺が偶然に見かけた公園に行った。
平日の昼間なので公園は人がまばらだった。そして、公園の奥のほうにある公衆トイレに方を目指して俺たちは自転車を走らせた。
公園の奥のほうはさらに人が少なかった。

俺たちは誰もいない公衆トイレに入った。多目的トイレが空いていたので、俺たちはそっちにふたりで入った。

「今日は平日だから、こっちのほうはあまり人が来ないよ。」
「こっちにもトイレがあったんだ。前に玉木を偶然見かけたところのトイレしかないと思ってた。」
「あっちのトイレは昼間はけっこう利用する人がいるからね。でもこっちはほとんど人が来ないから、長い時間入っててもだいじょうぶだよ。」
「玉木、詳しいね。」
「俺は高校に入る前からここに来てるからね。」
「まあ、玉木はからだが大きいから、来てもだいじょうぶそう。」
「確かに千葉なんかが、うろうろしてると通報されるかもね。」
「俺と会った夜、玉木は何したの?」
「たいしたこと、しちゃいないよ。あのリーマン、ちょっとだけ顔がよかったから、俺のアレを舐めさせただけ。さすがに不特定多数とアナルセックスは危ないからね。」
「玉木はエロいな。なんかチンコがむずむずしてきた。」
「千葉は俺と会わなくなってから、オナニーした?」
「何回か試したけど、うまくいかない。」
「じゃあ、あいかわらず、夢精だけ?」
「なんか玉木とエッチしてから、夢精が増えちゃったよ。パンツが汚れて困ってる。」
「お母さんが洗濯の時、汚れたパンツを発見しちゃったりしないの?」
「たぶんあまりにもパンツの汚れる回数が多いので、おふくろ、おやじに相談したみたい。このあいだ、おやじが、汚したパンツは洗濯物の中に恥ずかしがって隠さないで、ちゃんと分けておいておきなさい、お前くらいの年頃だったら寝てる間に出るのは当たり前のことなんだからって、俺に言ったんだよね。なんかちょっとハズかったけど、おやじもそういう時代があったのかなって、ちょっと距離が縮まった感じがした。」
「ふうん、なんかいいお父さんみたいだね。」
「そんで、おやじにそう言われてからは、夢精で汚れたパンツは他の洗濯物と分けて置いておくと、母親が洗ってくれているみたい。」
「まあ、俺も夢精したときは、汚れたパンツを隠してたもんな。おふくろはなんも言わなかったけど、気づいていたと思う。」
「なんか、もう勃起してきちゃった。」
「千葉は感度いいからね。」

玉木の顔が使づいてきたので、俺はそっと目を閉じた。玉木のくちびるが俺のくちびるにまずは軽く触れた。
そしてキスがだんだんとディープになっていき、俺たちはお互いのからだを愛撫しまわった。
愛撫だけでかなり気持ちよくなったころ、玉木が俺のズボンとパンツを脱がせてくれた。

「おっ、千葉、チンコ元気いいな、ばねみたいに跳ねて飛び出してきた。」
「玉木も脱げよ。」
「じゃあ、千葉、脱がせてよ。」

俺は玉木の制服のズボンとパンツを勢いよくおろした。
玉木のパンツの下からはばねのようにチンコが跳ねて出てきた。

「玉木だって、すげえ元気いいじゃん。」
「もう、俺、ビンビン。時間あんまねえから、千葉の後ろをほぐしたら、入れたい。」
「ゴムとか、オイルとか持ってんのか?」
「ああ、いつもカバンに入れてる。」

そう言うと玉木はすぐに俺の後ろに指でほぐし始めた。俺も少しは慣れてきたのか、指をいれられるくらいなら痛みはなくなっていた。

「そろそろ入れるぞ、千葉、からだの力を抜いて。」
「ああ、いいよ。」

玉木は便器に普通に腰掛け、俺は玉木に向かい合って玉木の太ももの上に両足を開いて乗った。
玉木がうまく位置を修正してくれて、俺は自然に玉木の硬くなったモノを、少しずつ後ろに入れていった。
相変わらず入れ始めはかなり痛みがあったが、奥まで入ると痛みは少なくなり、それよりもからだの内側から湧き上がってくる快感のほうが大きくなっていた。
俺の一番感じるあたりを、玉木は上手に攻め続けてくれた。俺はだんだんと快感に溺れていった。
そして玉木が俺の中でさらに大きく硬くなって、そして激しく律動を繰り返し始めた。
その強い刺激で、俺のほうもからだ中をものすごい快感が駆け巡っていた。
そして俺は玉木の胸のあたりに、白い弾丸を何度も発射してた。

「はあはあはあ、気絶するかと思った、千葉はだいじょうぶ?」
「まだからだ全体に快感が渦巻いてる。」
「すげえ、エロい顔してるね、千葉は。」
「ホントまだからだの中が火照ってるよ。」

俺が目を閉じると、玉木が優しくキスをしてくれた。玉木がくちびるに触れるだけで、また俺はいきそうになっていた。

玉木が俺が大量に噴出させた精液をトイレットペーパーでていねいにふき取ってくれた。「
そして、玉木の精液が大量に入ったコンドームといっしょにトイレに流した。
俺たちはもう一度長いキスをしてから、トイレを出た。

ふたりとも別れがたくて、そのままマックに戻って、飲み物だけを買って、何となくしゃべり続けた。
玉木の顔を見ながら、何でもないことをしゃべるだけで、俺は幸せだった。
夏休みのように頻繁には会えなかったけれど、お互いを好きだという感情はずっと大きくなっていた。


高1の夏休み(その後3)

  • by 雄太 at 8月20日(日)23時43分
  • Number:0820234325 Length:7789 bytes

その後、俺たちはふたりとも会いたくて会いたくてしょうがなかったのだが、玉木と両親との摩擦を再燃させるのを避けて、なるべく会わないようにしていた。
そして11月末に試験があり、試験期間はたいてい午前中で試験は終わる。
それでも試験中は翌日の試験の勉強があったので、俺たちは会うこともなかった。
そして試験最終日に、俺たちは学校から離れた大きなショッピングモールの入口で待ち合わせた。
先の玉木の試験が終わったらしく、俺がショッピングモールに入っていくと、中の吹き抜けのところのベンチに玉木が座って待っていた。

「ゴメン、玉木、待たせちゃったね。」
「だいじょうぶ、本を読んでたらすぐに時間がたった。」
「どうしようか?」
「腹減ったから、まずはちょっと昼を食べよう。」
「玉木は何食べたい?」
「フードコートで牛丼食おうぜ、千葉、それでいい?」
「いいよ、でもサラダをつけようね。」

俺たちは牛丼にサラダをセットして、フードコートの片隅の席で食べた。

「千葉、ずっと会えなくてゴメン。」
「でも、試験勉強とかあったし、しょうがないよ。」
「今日は千葉、時間があるんだろう?」
「俺はだいじょうぶ、玉木は?」
「夕方に帰ればいいから、時間はあるよ。」
「玉木、どうするつもり?」
「このショッピングモールの外から入るトイレがあって、そこはあんまり人が来ない。」
「そんなとこあるんだ。」
「これ、食い終えたら、とりあえずそこに行ってみようぜ。人が来ないようだったら、そこにしよう。」

俺たちは牛丼を食い終えると、いちどモールの外に出て、裏口のさらに脇にあるトイレに入った。

「ほら、誰もいないだろう?」
「いないけどさ、裏口は少ないけど人が出入りしてるじゃん。そういう人たちが来ないかな?」
「買い物客は、モールの中の大きなトイレを利用すると思うよ。」
「ならいいけど・・・」

俺たちは一番奥の個室に入って、キスを始めた。玉木の蕩けるようなキスのせいで、俺はすぐに腰砕けになっていた。

「千葉、感じやすいな、キスしただけで立ってられなくなるんだもん。」
「玉木がチョーエロいキスするからだろうが。」
「俺のキスで感じてくれたんだ、うれしいな。」
「ごちゃごちゃ言ってないで、もっと気持ちいいキスをしやがれ。」
「はいはい、王子様のおっしゃる通りにいたしますよ。」

玉木はさらにエロいキスを俺にし始めた。俺はキスだけで全身が気持ちよくなってしまっていた。
そしてお互いのズボンとパンツを脱がせあって、俺たちは勃起したモノをお互いの下腹部で挟むようにして刺激していった。

「千葉、しゃぶってやるよ。」
「ダメ、昨夜風呂に入ってから、何回もオシッコしてるから、すげえ臭くなってるよ。」
「千葉のだったら、そういう臭いも愛おしい。」

玉木は俺を立たせたまま、しゃがんで俺のチンコの前に顔をもってきた。

「なるほど、アンモニアの臭いがきついな。でもすげえおいしそうな臭いじゃん。」
「玉木、あんまハズいこと言うな。」
「でも言った方が興奮するでしょ。」

玉木はアイスクリームでも舐めるように下でぺろぺろと俺のチンコの先っぽを舐め始めた。

「すげえ、アンモニアの臭いだけじゃなくて、チーズみたいな臭いもして、すげえ興奮する。」
「玉木、汚いって・・・」

俺のチンコの先っぽを十分に舐めた後、玉木はチンコを口に入れた。玉木の顔には陶酔したような表情が浮かんでいた。
玉木は口に入れた俺のチンコをおいしそうに舐め続けていた。
俺のほうもだんだんとからだの奥から快感が湧き上がってきていた。

「玉木、出そうだって。」
「千葉、出しちゃっていいよ。」

そう言うと玉木は俺のチンコをますます激しく口で刺激し始めていた。
そしてとうとう俺は快感の頂点に達して、玉木の口の中に大量の白いマグマを噴出していた。

「千葉、溜まってたね、すげえ濃厚なエキスが大量に出てきた。おいしかったよ。」
「すげえ気持ちよかった。気絶するかと思った。」
「次は俺が気持ちよくなる番だ。」

玉木は俺の後ろに指を突っ込んでゆっくりとかき回し始めた。慣れとは恐ろしいもので、俺の後ろは指くらいでは痛みを感じなくなっていた。
そしてかなりほぐれてきたころ、玉木はバッグの中からコンドームを取り出して、さっさと自分のいきり立ったものに装着した。
そしてオイルを塗りたくってから、足の上にまたがって乗っかっている俺の後ろにゆっくりと挿入し始めた。
やはりまだ入れ始めたあたりでは、痛みを感じたが、それもすぐに消えて、奥まで侵入した玉木のモノが俺の感じやすい場所を刺激し始めていた。
少しずつ快感が全身を満たしていき、ふたりとも湧き上がる快感を貪りあっていた。
そして、玉木のモノが俺の中で爆発した。射精の振動が俺の快感を極限まで高めていた。
俺たちは快感の喘ぎ声を上げ続けていた。

その時、俺たちの入っている個室のドアが外からたたかれた。

「すみません、中でヘンな声がするという通報があったので、念のために調べに来ました。すみませんが、ドアを開けてください。」

外からショッピングモールのスタッフの大きな声が聞こえてきていた。
玉木は射精中だったし、俺もドライオルガスムスの頂点にいたので、とっさに反応ができなかった。
外でスタッフが緊急時のような強い調子で言ってきた。

「大丈夫ですか、返事もできないようですので、緊急にマスターキーでドアを開けさせていただきます。失礼。」

ドアが乱暴に開かれて、便器の上に下半身裸でつながりあっている、俺たちがあらわにされた。
玉木の射精は終わっていたが、それでもまだ玉木のチンコは名残の律動を続けていた。

「きっきみたち、トイレで何をやってるんだ。すぐに行為をやめて、出てきなさい。」

玉木はまだ勃起がおさまっていないチンコを俺から抜き出した。玉木のチンコの先からは精液がタラーっと垂れていた。
俺たちは下半身がドロドロのままパンツを穿いて、個室の外に出た。そしてそのまま事務室に連れていかれた。
店長らしき中年の男性が俺たちの前に座った。

「ウチのトイレで、あんなことをされると困るんだ。男子トイレから変な声がすると通報があった。悪いけど学校に通報させてもらったよ。まもなく生徒指導の先生が来てくれるそうだ。」

しばらくすると、生徒指導の体育教師があわててやってきた。
玉木の部活である陸上部の顧問でもあった。

「玉木、お前がホモだとは、驚いたよ。それはまだいいとして、こちらのトイレでセックスをするとは何事だ。迷惑と言うことを少しは考えるように。ったく、手間をとらせやがって。」

先生と店長からかわるがわるしょうもない説教を食らってから、俺たちは体育教師に連れられてショッピングモールを出た。

「お前ら、やりたい盛りだからセックスするなとは言わない。でもあんなところでやったら、すぐに見つかるくらい理解しろよな。とにかく、学校に戻ったら、ふたりの親に来てもらうからな。」

その後、俺と玉木の母親がやってきて、いろいろと善後策を教師を交えて話し合ったらしい。
その結果を聞かないまま、俺たちはそれぞれの母親に連れられて帰宅した。
帰りの車の中で母親がちからなくぼそっと言った。

「やぱり、雄太はゲイだったのね・・・」
「お母さん、知ってたの?」
「何となくそうなんじゃないかとは思ってたわ、ずっと心の中ではそんなことはあり得ないって否定してたけど・・・」
「ゴメン、お母さん。でも、女の人に興味がないわけじゃないよ、俺、バイなのかもしれない。」
「もう、あなたの好きにしなさい、お母さんは何も言わないわ。」

夜、父親が帰宅してきた。俺はいつ呼び出されるかと、ドキドキしながら部屋で待っていた。
母から詳しい話を聞いているのだろう。しばらくすると母が俺を呼びに来た。
俺は母と一緒に父親の前に行った。

「雄太、お前、自分がしたことがみんなに迷惑をかけたということはわかってるな。こんなことが噂になってみろ、俺たち家族は恥ずかしくて外もおちおち歩けなくなるんだぞ。」
「ごめんなさい・・・」
「とにかく相手とはもう二度と会わないととうさんに約束しなさい。」
「・・・」
「約束できないのか。お前くらいの年頃だと、同性に興味があるもんだ。それに性への興味が強い年頃だ。それに固執しないで、もっと広い心で考えてみろ。今日お前がしたようなことは、そのうち若いころはあんなこともあったなというような笑い話になるようなことだ。」
「とにかく、玉木にはなるべく会わないようにします。」

俺は父親の怒りをかわすために、心にもないことを言っていた。それでも、父親には多少の効果があったようだった。

「まあ、今回は、もう少し様子をみるということで、終わりにしよう。もう一度、同じことをしたら、その時は、とうさん、厳しいことをお前に強制するからな。」
「うん、わかった。」

それでなんとか俺のほうは問題を先送りにする形だが、とりあえす親とは折り合った。

そして試験休みが終わって、学校に行くと、玉木が転校したことを知ったのだった。
それを友人から知らされたとき、俺はしばらく何も考えることもできずに、茫然としていた。
そして、その日、家に帰って、寝る時のベッドに横になった時に、俺の中から悲しい感情がものすごい勢いで湧き上がってきた。俺はベッドに寝たまま、茫然として涙を流し続けた。
俺の夏休みからその後にかけての、駆け足のような恋愛は、どうしようもない力に押し流されて、終わってしまったのだった。


高1の夏休み(その後4)

  • by 雄太 at 8月21日(月)21時05分
  • Number:0821210514 Length:3980 bytes

玉木が転校したことを知った日の夜、俺はベッドに横になったまま、涙腺が壊れたように静かに泣き続けた。そして泣きつかれて眠ってしまったのだった。
そして翌朝、俺は驚いて目を覚ました。
涙腺だけではなくて、括約筋もいっしょに壊れてしまったみたいだった。
腰のあたりが懐かしい感覚に包まれていた。濡れてちょっと不快なこの感じ。
俺は久しぶりに寝小便をしていた。
懐かしい濡れた感覚とともに、俺は夜尿症がぶり返したのではないかと心配になっていた。
俺は茫然として濡れた布団の上で寝ていた。
しばらくすると小6の弟が母親に頼まれて、俺を起こしに来た。

「お兄ちゃん、お母さんが、早く起きて朝ご飯食べろって。早くしないと遅刻しちゃうよ。」
「わかったから、あっち行けよ。」
「お母さんに、お兄ちゃんがちゃんとベッドから出たのか確かめてって言われてるからね。俺も登校前で忙しいんだから、早く起きなよ。」
「だから、お前が部屋から出ていったら起きるよ。」
「お兄ちゃん、なにぐずぐずしてるんだよ、俺はお兄ちゃんを起こさないといけないんだよ。」

そう言うと弟は俺のタオルケットを、思い切りちからを込めてめくり取った。

「ぎゃはははは、お兄ちゃん、マジ、これ、オネショじゃん。」
「だから、あっち行けよ。」
「お兄ちゃん、高校生にもなってオネショかよ、小学生の俺だってぜんぜんオネショなんかしないのに。」
「うっせえ、ったく、ぶっ殺すぞ。」
「オネショしてるお兄ちゃんにそんなこと言われても怖くないよ。」

そう言うと弟は部屋から走るように出ていき、俺が久しぶりに寝小便をしたことを、母親に大騒ぎで伝えていた。
そして母親が部屋に入ってきた。

「あら、いやだ、雄太、ほんとにオネショしちゃったのね。」
「お母さん、ゴメン。」
「高校生にもなってオネショするなんて、お母さん、情けないわ。」
「朝起きたら濡れてた・・・」
「しょうがないわね、今日はあんまり晴れてないけど、布団を干しなさい。濡れたシーツやなんかは、水を張ったバケツに入れておくのよ、他の洗濯物といっしょにしないでね。」

布団を干して、軽くシャワーを浴びて、朝ご飯を食べに行くと、父親が出かけるところだった。

「お前、ネションベンしたのか。」
「うん・・・」
「玉木君と引きはされたのを恨んで、わざと漏らしたんだろう、ふつうは高校生がネションベンなんかするわけないからな。」
「そんなわけないよ・・・」
「ネションベンしようが、何しようが、玉木君には合わせないからな。それだけは言っとくぞ。」

その後数か月も定期的に寝小便は続き、俺は仕方なく病院に行った。
いろいろ検査をされて、からだには問題がなく、鬱病の症状のひとつということだった。
それから発作的な自殺の危険もあるということで、俺はとりあえず入院治療をすることになった。
病院のベッドには、白いシーツの下にはゴムの防水シートが敷かれていて、しかも就寝時はオムツを着用させられた。
担当の医師は、太った中年の男性と、研修中だという医大を出たばかりの男性だった。
俺の治療は主にその若いイケメンの斎藤医師が直接診察し、中年の医師が助言をするという形だった。

治療といっても、精神分析のようなもので、若い医師にいろんなことを聞かれて、それに俺が答えるというものだった。
とうぜん俺が男に興味があるということも、だんだんと話の中から少しずつ明らかになっていた。

「雄太くん、心配するな。ここだけの話、俺もゲイだからね。俺には隠さないでだいじょうぶだよ。」
「先生が、マジっすか。」
「でも絶対に他の人には秘密だからな。」

治療でいろんな話をしていくうちに、俺は自然に斎藤先生のことを好きになってしまっていた。
二か月の入院治療をした後、俺は退院することができた。
その後も、斎藤先生は、俺の症状のフォローを個人的にしてくれていた。
斎藤先生に個人的に診察してもらうときは、俺は恋人とデートでもしているような浮かれた気分だった。

そして斎藤先生は研修を終えて、先生の地元である埼玉の病院で働くことになった。
その後、俺は東京の大学に合格し、最初のキャンパスは斎藤先生の病院からほど近いところにあった。

そして東京に出て、最初に斎藤先生に会った時、俺は先生からコクられた。

「雄太、ずっと好きだった。でも裕太が少なくとも大学生になるまではと、ガマンしてたんだ。」
「先生、それってマジ。」
「ほんとだよ、ほとんどひとめぼれだった。」
「すんげえうれしい。」

俺はまた涙腺がこわれてしまったようだった。涙が止まることなくいくらでも流れ出てきた。

そして社会人になった今も、俺は斎藤先生と幸せに暮らしている。
玉木のことはもう過去のちょっと甘酸っぱい思い出になっていた。
俺と斎藤先生とのことは、また機会があったら書いてみたいと思っている。


高1の夏休みの後、斎藤先生と(1)

  • by 雄太 at 9月13日(水)23時19分
  • Number:0913231932 Length:4362 bytes

(高1の夏休みの後、斎藤先生と最後に結ばれるまでにあったことを、順番に書いていきますので、よろしくお願いいたします。)

高1の夏休みからの、玉木との短いけれど衝撃的だった別れのせいで、俺は自覚症状はあまりなかったのだが、不定愁訴のため病院では鬱病と診断されたのだった。
しかも発作的に自殺する可能性もあるということで、俺は入院させられてしまった。
その時に研修として現れたのが斎藤拓実先生である。
医大に在学中の斎藤先生は、研修とはいえ指導教授の指導のもと、俺に丁寧に心理療法を熱心に施してくれた。
先生への信頼が増すと同時に、俺は先生に好意を抱くようになっていた。
先生にいろんな話をしていくうちに、俺がゲイであることもだんだんと明かされていったのだった。
その時に、先生が俺もゲイだよと打ち明けてくれ、俺はさらに心の奥にあって自分でも気づかなかったことを、先生には話し始めていた。
その治療が効果があったのか、俺の鬱病の症状であった夜尿も治り始めていた。
3か月の入院で、俺の鬱病はほぼ治っていた。
退院後、しばらくして一回だけ俺は夜失敗したことがあった。
すぐに斎藤先生に報告すると、先生は個人的に会っていろいろと状況を聞いてくれた。
先生のフォローのおかげで、俺の退院後の夜尿は一回だけですんだ。

その頃から、俺は先生に誘われて、デートのようなことをするようになっていた。
デートといっても、テーマパークに行ったり、映画を見たり、買い物をしたりであったが、俺は斎藤先生といっしょにいるだけで楽しかった。
玉木としていたようなことを斎藤先生ともしたいと俺は思っていたが、先生は軽いキス以上のことはしてこなかった。
このころはまだ一人エッチがうまくできなかったので、溜まるとすぐに夢精で漏らしていた。寝る時専用の夢精をしてもだいじょうぶなパンツを使っていた。よく見るとそのパンツはもうシミだらけになっていたが、寝る時しか使わないから問題なかった。
ところがたまに夢精をしなかった朝は、パンツを昼間用に穿き替えるのを忘れて学校にいくことがあり、その日に体育とかがあると着替えの時に困ったことがある。

俺が高3になった時、斎藤先生は埼玉のほうの病院で仕事するといって、引っ越していってしまった。
今回も好きな相手に遠くに行かれてしまうという状況になったが、玉木の時と違い、斎藤先生は引っ越し先の住所やメアドを教えてくれていたので、思ったほどはショックは受けなかった。
先生がいなくなって、さみしくなった俺は、そのさみしさを忘れるためにちょうど高3になったということもあり、受験勉強に集中することで、何とか乗り切ろうとしていた。
それでも、夏休みには志望大学の見学に行くと両親に行って、斎藤先生に会いに行った。
先生はやさしくしてくれたが、やはりキス止まりだった。
その代わりといって、斎藤先生は俺に厳しく受験勉強をさせたのだった。

そして俺は受験勉強を頑張り、晴れて神奈川にある大学に行くことになった。
斎藤先生は埼玉の病院勤務で、俺の合格した大学は東京を隔てたところだった。
4月初めに、俺はだ大学からそれほど離れてないところにやっとワンルームのマンションを見つけて、引っ越すことになった。
それまでは毎日埼玉の斎藤先生のマンションから神奈川の大学の近くに通って物件探しをしていた。
そして3月最後の日にやっと条件に合った部屋が見つかって、4月になるとすぐに引っ越すことになった。
引っ越しの日は斎藤先生も休みの日だったので、手伝いに来てくれていた。
着替えとかを整理していると、中に入っていた寝る時専用のパンツを斎藤先生に発見されていた。
「なに、このシミだらけのパンツ?」
「げっ、斎藤先生、見ないで。」
「このシミはまさかオネショのシミじゃないよね・・・」
「違います。オネショじゃなくて、夢精のシミ・・・」
「ははは、夢精なのか、しょっちゅうするのか?」
「だいたい週に一回か、二回くらい・・・」
「俺も中学の頃はけっこう夢精してたけど、その後は少なくなったなあ。」
「どうして少なくなったの?」
「そりゃあ、シコれば夢精しにくくなるよ。」
「俺、うまくシコれないんだよね・・・」
「そうなのか。」
「先生、今度ゆっくり見てほしいんだ。」
「いいけど、専門外だぞ。」
「お医者さんとしてじゃなくて、年上の人に相談するの。」
「わかった、次回、俺んちに来たときに見てやるよ。」

斎藤先生は埼玉から車で来ていて、新しい生活を始めるのに必要なものを買いに連れていってくれた。

「ベッドは買わなくていいのか?」
「とりあえず薄めのマットレスを買って、その上に布団を敷くつもり。」
「部屋が片付いたら、泊まりに来てもいい?」
「そっそれって・・・」
「雄太のこと、ずっと好きだったよ。」
「ウソ、マジ、だって、斎藤先生って俺のこと、弟みたいだって言ってたじゃん。」
「いきなり裕太にコクって、ひかれちゃうとやだし、それに高校生に手は出せないよ・・・」
「俺も、俺も、斎藤先生のこと、ずっと気になってました。」
「なんだ、両想いだったんじゃんか。」
「じゃあ、今度の休みは、デートして、その後、俺んとこに泊まれ。」
「うん、おれもそうしたい。」

そして午後、斎藤先生は当直があるといって、あわただしく帰っていった。


高1の夏休みの後、斎藤先生と(2)

  • by 雄太 at 9月14日(木)22時22分
  • Number:0914222226 Length:6543 bytes

当直があると言ってあわただしく斎藤先生が帰った後、俺はまだ段ボールが転がっている部屋の中で、ひとりで買ってきたテレビを見て長い夜を過ごした。

そして大学の入学式があり、俺は一人で出席した。その後、キャンパスを出て、電車に乗って斎藤先生のマンションのある駅で降りた。
かなり早く着いてしまったので、先生が迎えに来てくれる時間まではかなりあった。

仕方がないので、俺は駅前のカフェに入り、外のよく見える席に座って、時間をつぶすことにした。
窓に面した席に座ってしばらくまったりとしていると、斎藤先生から電話がかかってきた。
俺は急いでカフェを出て、駅前広場に行った。斎藤先生が車から顔を出して笑っていた。

「早く来たんだ?」
「うん、ちょっと早く着きすぎたから、あっちのカフェでまったりしてた。」
「今日は仕事だったから、買い物もできなかった。だから晩メシは外で食べていこう。」
「俺はそれでいいよ。」
「じゃあ、肉系のファミレスでいい? 今週はけっこう忙しかったから、肉でも食って体力つけなきゃなんないんだ。」
「俺も肉でいいよ。」

斎藤先生はステーキやハンバーグが売り物のファミレスに車を入れた。

「ファミレスなんかでゴメンね。」
「俺はぜんぜんいいんだけど、たくみのほうはいいのか?」
「勤務医の収入なんてしれてるからね、ファミレスがちょうどいいくらいだよ。」
「こんなところにひとりで来るの?」
「ああ、あっちにおひとり様用の席があるんだよ。夜遅くても食べられるから、重宝してるよ。」

イケメン俳優みたいな外見の斎藤先生が、深夜ファミレスのおひとり様席で、夕食を食べてるところはどうしても想像できなかった。

食事をしてから、俺は斎藤先生のマンションに連れていかれた。夜なのでよくはわからないのだが、けっこう高級そうなマンションみたいだった。

「どうぞ、入って。」
「おおっ、広いじゃん。」
「なんもなくて、がらんとしてるだろう?」
「ここは借りてるの?」
「いや、親の持ってるところを借りてる。」
「ということは、たくみの持ち物みたいなもんじゃん。」
「ホントは兄貴一家が住むためのマンションだから、独り者にはムダに広い。」
「お兄さんって、何してるの?」
「親父のやってる病院で跡継ぎ修行をしてるよ。」
「たくみのところって、みんなお医者さんなんだ。」
「まあ、兄貴が病院を継いでくれるから、俺は気楽なもんだけどね。」
「お兄さんって、たくみといくつ違うの?」
「兄貴とは5つ違いだね。弟から見ても立派な兄貴だったね。」
「いいなあ、俺なんか弟がいるけど、弟にはぜったい立派な兄貴だとか思われてない。」
「ははは、でもそういうほうが弟はしっかりするんじゃないのかな。」
「それは言えてる。」
「雄太はどっちかというと弟キャラだもんな。」
「お兄さんと仲いいの?」
「ああ、仲はいいほうだと思うよ。というより、兄貴が寛大だから、こんな弟にたいしても、優しいからね。」
「やさしい兄貴なんて理想だな。」
「今でこそすげえ仲いいけど、子供のころはちょっと反発もあったけど、俺と兄貴じゃ勝負にならなかったね。それから、兄貴には俺、カミングアウトしてるから。」
「そうなんだ、お兄さんの反応はどうだった?」
「俺がカミングアウトしたら、兄貴、一瞬何言われたかわからなかったみたいでフリーズしてた。」
「まあ、驚くだろうな。」
「でも、その後、そういえばという感じで、思い当たるところもあったみたい。」
「そんで両親は知ってるの?」
「さすがに親には言えない。特におやじにはね。母親には兄貴から時期をみて、言ってくれるって・・・」
「俺のほうはカミングアウトする前に、親にバレちゃったからね・・・」
「そういえば、雄太のところも、お父さんはガンコだったね。」
「あの時、たくみがゲイっていうのは治療するもんじゃないって言ってくれて、おやじはそれは受け入れられてないんだけど、でも言ってくれないよりは良かったみたいな気がする。」
「俺も人のことをどうこう言えないよね、自分のおやじも説得できてないんだから・・・」

その時、インターフォンのチャイムがなった。誰が来たのかと思っていると、たくみをさらに大人っぽくしたようなイケメンが現れた。

「兄貴、来てくれてありがとう。」
「そりゃあ、たくみのパートナーをしょうかい紹介してくれるとなったら、万難を排してでも来るよ。」
「兄貴、ええと、こっちが、千葉雄太くん。」
「千葉くんか、たくみの兄の玉木優です。よろしく。」
「千葉です、お会いできてうれしいです。」う
「たくみとはどこで知り合ったの?」
「俺が高校の時、ちょっと精神が不安定になって入院したとき、斎藤先生がたまたま研修でその病院に来てて、お世話になったんです。」
「ったく、たくみは高校生の患者に手を付けたのか。」
「なんだよ、兄貴、人聞きが悪いなあ。高校生にできるわけないだろうが。」
「たくみさんはすげえ紳士でしたよ。俺のほうは早く手を付けてよって、思ってたけど。」
「ははは、弟はちゃんと紳士だったみたいだね。」
「お兄ちゃん、俺は雄太とずっといっしょにいるつもりだから、大切にしてたんですって。」
「わかったわかった、たくみが幸せそうにしてるだけで、お兄ちゃんはうれしいよ。」
「兄貴、ちゃんと相手は紹介したからね。」
「雄太くん、こんな弟だけど、よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします。」
「どうすんだ、たくみ、このマンションはもうお前のものなんだから、雄太くんといっしょに住むとか、考えてないのか?」
「雄太の大学が、東京の向こう側だから、ここからだとちょっと遠いんだよね。」
「そうか、たくみは勤務医でけっこう忙しいから、雄太くんが一緒に住んでくれると、いろいろと助かるんじゃないか?」
「雄太に一方的に負担かけるわけにいかないよ。」
「でも、俺が一緒に住むことで、斎藤先生の助けになるんだったら、一緒に住んじゃおうかな。」
「雄太、ここからだと大学まで2時間はかかるんじゃないか?」
「そこまではかからないよ、たぶん1時間半あれば行けるよ。」
「それに、俺は勤務医だから、すげえ忙しいから、ここに引っ越してきても、かまってやれないぞ。」
「じゃあ、雄太くん、すぐにでも引っ越しておいでよ、こんな弟だけど、めんどう見てくれるとうれしいよ。」
「優さん、そんなこと言われたら、今日から住みついちゃいますよ。」
「いいね、そうしてくれるとうれしい。」
「もしもし、兄貴と雄太、ふたりで勝手に決めないで、ここは俺のマンションなんだから。」
「じゃあ、雄太くん、たくみのこと、よろしく頼むね。」
「はい、できるだけのことはするつもりですので、優さんは安心してください。」
「でも、ホント、わが弟ながら、昔から手のかかるやつだったんだよ。」
「兄貴、昔の話はやめて。」
「雄太くん、こんどふたりだけで飲みながら話そう、たくみの秘密をいろいろ教えてあげるから。」
「はい、ぜひおねがいお願いします。」
「もう、兄貴、余計なこと言わないでよ。それに雄太はまだ未成年だから、酒はまずいでしょ。」
「大学生になったんだから、少しくらいはだいじょうぶだよね。」
「はい、少しくらいなら飲めますし、お兄さんとぜひ一度飲みたいです。」
「俺は時間があるときならいつでもいいよ。」」
「もう、兄貴は忙しいっていつも言ってるじゃないか、兄貴は仕事を何よりも優先しろよな。」
「はいはい、たくみは昔はこんなかわいくないことを言うような子じゃなかったのに、お兄ちゃんはさみしいよ。」
「俺だっていつまでも子供じゃないんだからね。」
「こんなふつつかな弟だけど、雄太くん末永くお願いするよ。」
「はい、お兄さん、ずっと仲良くすると約束します。」
「あのなあ、兄貴、雄太、何ふたりで盛り上がってんだよ。」
「俺は単にかわいい弟のことを雄太くんにおねがいしただけだぞ。」

その後、藤先生はお兄さんを追い出すように帰したのだった。


高1の夏休みの後、斎藤先生と(3)

  • by 雄太 at 9月14日(木)22時26分
  • Number:0914222618 Length:3761 bytes

斎藤先生のお兄さんが帰り、俺たちはマンションにふたりだけになった。

「お兄さん、すげえ優しい人じゃん。」
「今日は初対面だからだよ、すぐに雄太に対しても尊大になってくるに決まってる。」
「ホント、たくみさんはお兄さんには頭が上がらないみたいだね。」
「ああ、あいつは子供のころから、嫌みなくらいなんでもできたからね。」
「お兄さんに憧れてたんだね、たくみな・・・」
「まあ、あんな兄貴だけど、俺と両親の間を取り持ってくれるから、それはそれでありがたいことではあるんだけどね。」
「たくみはご両親となんかあったの?」
「ちょっと前に、見合いしろってあんまりうるさいんで、兄貴を通じて、見合いはできないって伝えたんだよ。それ以来、両親とは会っても口をきかない。」
「それはマズいんじゃないの?」
「いいよ、少し冷却期間をおかないとだめだと思う。それに兄貴のところにもうすぐ子供ができるから、そうなると両親の関心は初孫のほうにいくだろうから、それまで我慢しろって兄貴は言うんだよね。」
「お兄さんはゲイには違和感を持ってないんだよね?」
「ああ、兄貴は俺に対してはなんでかすげえ甘いんだよね。ほかゲイに対して兄貴がどう思ってるか知らないけど、俺がゲイっていうことに関しては、すぐに受け入れてくれた。」
「でも、お兄さんって、マジでかっこいいよね。」
「こら、雄太、兄貴に惚れたって無駄だからな、兄貴はバリバリの女好きだからね。」
「ひょっとしてたくみ、嫉妬した?」
「するか・・・」
「俺はお兄さんみたいに切れ者より、たくみみたいにちょっとボーっとしてるほうが、いっしょにいて」落ち着くんだけど。」
「うっせえ、なにげにぼろくそ言いやがって。」
「褒めてるのに・・・」
「ぜんぜん褒められた気がしない。」
「そうだ、俺、マジでここに引っ越してきていいの?」
「いいよ、もう今夜からここに住んじゃえよ。」
「でも荷物もあるし、今のワンルーム契約したばっかなのに・・・」
「荷物はまだ段ボールに入れたままのものももあるんだろう、それなら早く引っ越してきたほうが楽にできそうだよ。」
「まあ、そうだけど・・・」
「じゃあ、明日でも俺の車で荷物を運ぼう。こっちに持ってきたい家具とかあるのか。?」
「家具ったって、小さいテーブルくらいしかまだないよう。」
「じゃあ、明日早いうちに車で取りに行こう。」

そして斎藤先生のマンションでの最初の夜がだんだんと更けていった。

「そろそろ寝ようか。でもその前に風呂にいっしょに入ろう。」
「うん・・・」
「雄太、かわいいね。」
「たくみ・・・」

バスルームの前で、斎藤先生は俺の服を脱がしてくれた。俺はそれだけでギンギンに勃起してしまっていた。

「ちょっと、たくみ、待って、パンツは自分で脱ぐ。」
「ダメ、パンツをいちばん脱がせたいんだから。」

斎藤先生が俺のパンツを勢いよく下すと、なかからばねのように俺の勃起したものがポロンと飛び出してきた。

「雄太、すげえ元気だね、しかもかわいい顔に似合わず、立派なものもってるじゃん。」
「たくみが服を脱がせながら俺にべたべた触るから、勃っちゃったんじゃないか・・・」
「雄太のって、いつも皮で覆われてるんだね。」
「包茎で悪かったな。」
「悪くないよ、ていうか、すげえかわいいよ。」
「たくみのも見せてみろよ。」

俺は斎藤先生のパンツを乱暴に脱がせた。

「あっ、たくみ、見栄剝きしたな。」
「したけど、雄太みたいなモロ包茎じゃないからな。」
「うわあ、なんか亀頭が張ってて、大人のモノって感じ・・・」
「でも、雄太のモノもでっかいじゃんか。でも、ちゃんと包皮の中を洗ってやってる?」
「洗ってるよ、だって洗わないと、すげえ臭っちゃうからね。」
「確かに、濃縮されたしょんべんの臭いが包皮の中からしてるね。」

斎藤先生は優しく俺の包皮を剥いて、亀頭をなでるように洗ってくれた。

「ヤベ、ヤベ、ヤベえよ、たくみ、手を離してって、うわっ、ダメ、ダメ、出ちゃうって、うわっ、出る、」出る、出る・・・」

俺はいきなり斎藤先生の整った顔をめがけてものすごい勢いで大量の精液を発射していた。

「雄太、早い。」
「たくみのせいだぞ、手を離さないから、出ちゃったじゃないか。」
「すんげえたくさん出したね、気持ちよかった?」
「それは気持ちよかったけど・・・」
「この後は、ベッドでゆっくりと気持ちいいことしようね。」

俺たちはベッドの上に並んで横になった。
斎藤先生が今夜が俺たちの初夜だと言っていたので、ふたりで最後までやることを覚悟していた。


高1の夏休みの後、斎藤先生と(4)

  • by 雄太 at 9月18日(月)21時12分
  • Number:0918211135 Length:2567 bytes

斎藤先生が今夜が俺たちの初夜だと言っていたので、最後までやることを覚悟していたのに、斎藤先生は俺のほうを楽しませてくれるのだが、最後までやる気配がなかった。

「たくみ、俺に入れないの?」
「今日は最初だから、そこまではしないつもりだけど。」
「それでいいの?」
「別に入れなくてもじゅうぶんに俺は気持ちいいよ。」
「でも、俺ばっかいっちゃって、たくみはまだいってないだろう?」
「まだ夜は長いよ、ゆっくりしよう。それとも雄太はもう3回もいっちゃったから、疲れちゃった?」
「まだだいじょうぶだって。」
「雄太は、エッチなんて興味ありませんって顔してるくせに、ホントは淫乱なんだね。」
「うっせえ、たくみのせいだからな、たくみの。」

俺たちは時間の経過を忘れて、お互いのからだをむさぼり続けた。
それで最後にとうとう斎藤先生は一線を越える決心をしたらしく、固いモノが俺の後ろにゆっくりと侵入してきた。
じゅうぶんにからだは温まってほぐされていたのか、俺は入れ始めにちょっと痛みを感じたもののその後はちゃんと受け入れていた。
それは俺に未知の喜びを与えてくれた。射精とは違う、じんわりとからだの奥から染み出してくるような快感を俺は感じ続けていた。

そして外が明るくなってから、俺たちはとうとう疲れはてて眠ったのだった。
疲れてぐっすりと眠ったので、俺たちは午前中は眠り続けていた。

俺たちは目と目で別れの挨拶を交わした。俺はそのままへ自分のマンションに帰った。

翌日斎藤先生からはしばらく会えないとの連絡があった。はっきりとは言ってくれないのだが、両親と何かトラブルがあったみたいだった。

それ以来しばらく斎藤先生と会わない日が続いていた、
そんな時急に斎藤先生から会おうという連絡があった。新宿で飲んだ後、高層ビルの上にあるホテルで、俺たちは夜景を見ていた。

「雄太、ほったらかしにして悪かったね。」
「ホント、会いたかったよ、たくみ。」
「電気、消してごらん。」
「なんで?」
「いいから。」

俺は壁際のメインスイッチを切った。

「うわあ、すげえ、窓の外、すげえきれい。」
「部屋が暗くなっただけで、夜景がすげえ輝き始めるだろう。」
「うん、マジ、きれい。」
「雄太、こっちにおいで。」
「うん、たくみ。」

俺たちは外側にきらきらとした夜景が広がる窓際で、長いキスをした。

「なんか、たくみにキスされただけで勃っちゃった。」
「敏感だな、雄太は。」
「たくみだって、固くなってるじゃん。」
「雄太がかわいすぎるからだぞ。」

俺は窓を背にして座らせられて、服を全部脱がされていった。

「外から見えないかな。」
「部屋が暗いから、外からは見えないよ。」
「たくみも脱いでよ、俺だけ裸は嫌だ。」
「はいはい、王子様の言う通りに。」

久しぶりに会った俺たちは、少しも我慢ができなくて、お互いのからだを激しく求めあった。
そして何回か頂点を迎えて疲れてしまった俺は意思に判して眠ってしまった。

翌朝、目が覚めるベッドの隣には誰もいなかった。斎藤先生が眠った跡はシーツの上に残っていたのだが、姿はなかった。


高1の夏休みの後、斎藤先生と(5)

  • by 雄太 at 9月19日(火)20時38分
  • Number:0919203857 Length:5139 bytes

翌朝、目が覚めるベッドの隣には誰もいなかった。斎藤先生が眠った後はシーツの上に残っていたのだが、姿はなかった。

俺はデスクの上に置かれたホテル備え付けの封筒を発見した。俺に宛てた斎藤先生の手紙が中に入っていた。

「俺は両親の陰謀にはまって結婚しなきゃならなくなった。
この結婚は俺の意思を無視して、母親が強引にまとめてきたものだ。俺が断ると、いろんなんところに迷惑が掛かってしまう。それが母親が仕込んだトラップだ。
家族に対抗できない俺は、我ながら情けないと思う。
こんなことを言ってもなんの慰めにもならないだろうけど、雄太にふさわしい相手が見つかるようにと思っている。
思っていた以上に、自分が情けないのに驚いている。
雄太には本当に迷惑をかけた。
誤って住むことじゃないのはじゅうぶんにわかっている。
先に帰ってしまってごめん。
チェックアウトは鍵を返すだけでいいようにしてある。
雄太がこの先、しあわせになってくれるとうれしい。」
  
俺は一度読んだだけでは、手紙の内容が理解できなかった。何度も読み返すうちに、涙があふれ出てとまらなくなっていた。

玉木に次いで斎藤先生にも去られてしまい、俺はかなり落ち込んだ。しかし二度目ともなると少しは慣れてきたのか、落ち込みはひどかったが、鬱病を発症するほどではなかった。
すぐに夏休みになったので、俺はアルバイトをする気力もなくて、実家に帰省した。。

そしてお盆のころに高校の同窓会があったので、友人に誘われてに出席した。

そこに玉木も来ていた。同窓会では玉木とはほとんど話せなかったので、俺たちは二次会をパスして、二人だけで飲みに行ったのだった。

「千葉、元気だった? なんかちょっとやつれた感じだけど。」
「ああ、それないりに元気だよ。玉木、お前は?」
「俺も元気だ。あの時、あんな別れ方をしたから、千葉に恨まれてるんじゃないかとずっと気になってた。」
「なんで俺が玉木のことを恨まなきゃならないんだよ。」
「なら、よかった。」
「ていうか、玉木とのことは俺にとっては大切な思い出になってる。」
「ホントにそがなんかすげえ大人になったな。」
「そりゃあ、あの頃は俺はホントガキだったと思うよ。」
「千葉、外見は相変わらずかわいいけど、ほんといい男になってるよ。」
「玉木は、どうなんだよ?」
「俺はこのところずっとさみしいひとり者。」
「ところで玉木、今どこに住んでるの?」
「札〇の近くだよ。大学があっちだったからね。千葉は?」
「神奈川県。」
「そうか、千葉は大学があっちだったんだ。」
「なんか、一人暮らしって、ホント空しくってさ・・・」
「あいかわらず、そういうさみしそうな顔をすると、千葉はかわいいね。」
「ばあか、もう俺は大学生だぞ、かわいい年じゃねえ。」
「今日は俺が千葉を慰めてあげるよ。」
「こら、耳に息を吹きかけるな。」
「あいかわらず千葉は感じやすいみたいだね。」
「うっせえ。」

玉木の泊まっているホテルにけっきょく俺は連れ込まれていた。

「あの時、親に強制的に転校させられて、俺、叔母のところから新しい高校に行くことになったんだよね。親父の転勤で両親が近くに引っ越してきちゃって、一緒に住むことになって、千葉に連絡できなかった・・・」
「事情は分かった、でもあの頃はつらかったな。」
「俺だって、千葉に会いたくて会いたくて、もう一人でいる時はお前のことを想像してシコリまくってた。」
「スケベ。」
「ああ、俺はスケベだよ、だから、千葉のことをいただいちゃってもいいってことだよね。」
「勝手にしろ。」
「千葉のお許しも出たことだし、とりあえず、いっしょに風呂入ろうぜ。」

俺たちはお互いの服を脱がせあって、バスルームに入った。ユニットバスなので二人で向き合ってバスタブに入ると、腰から上はお湯から出てしまう。

「千葉、失恋したのか?」
「ああ、見事にフラれた。」
「千葉をフルやつもいるんだね。」
「急に結婚するって言って、フラれた。」
「なんかあったの?」
「なんか跡継ぎを作らなきゃならないんだってさ。俺はそれだけは不可能だからね。」
「そんなさみしそうな顔をするなよ、かわいすぎる。俺が慰めてやるからさ。」

そう言うと玉木はこれ以上ないというような優しいキスをしてくれた。

「あいかわらず千葉は感度いいな、キスしただけでギンギンに勃起してきた。」
「玉木、お前がエロいキスしてくるからだ。」
「勃起したくらいで慌てた顔をするなんて、かわいい。」

俺たちはバスタブの中で立ち上がって、向かい合った姿勢で、お互いの勃起したものをこすり合わせた。

「やべえ、このままだと、いっちゃいそう・・・」
「千葉は相変わらず敏感すぎるね。じゃあ、からだ洗ったらベッドに行こう。」

俺たちはさっさとからだを洗って、部屋のダブルベッドに並んで横になった。
じゅうぶんにお互いのからだをなめあってから、玉木は俺の後ろをほぐし始めた。
俺は斎藤先生にかなり慣らされていたので、すぐに受け入れ態勢になっていた。

「千葉、お前、清潔そうな顔して、こっちの穴はけっこう淫乱になってるみたいじゃん。」
「うっせえ、俺だって、いつまでも子供じゃねえんだからな。」
「そうやって、口をとんがらかしてるところは、ホントかわいいね。」
「うっせえ、やるんだったら、早くしろよ。」
「はいはい、王子様の言う通りに。」

玉木のギンギンに固くなったものが、少しずつ俺の中に侵入し始めた。
かなり慣れていても、入るときはやっぱり少し痛みがある。
それを我慢していると、後はするっと中に入ってきた。

「なんか、千葉の後ろは、吸い付いてくるみたいだ。すげえいいよ。」
「あっ、そこ、そのへん、すげえ感じる。」

玉木は俺がつい喘ぎ声をあげてしまうところを集中的に攻めてきた。
俺のからだの中で何かがスパークして、俺の目の前が真っ白に輝いていた。

「千葉、だいじょうぶか?」
「あれっ、俺、気を失ってた?」
「ああ、全然気が付かないから、心配したよ。」
「なんか、すげえよかった。からだの中のもやもやしたものが吹き飛んだって感じ。」
「なら、よかった。」

翌朝早く、このまま玉木とずっといっしょにいたという気持ちを無理に抑え込んで、俺は玉木と別れて実家に戻ったのだった。


高1の夏休みの後、斎藤先生と(6)

  • by 雄太 at 9月21日(木)20時21分
  • Number:0921202138 Length:5633 bytes

玉木との久しぶりの再会で、少し元気を取り戻した俺は、その後の夏休みは、受験生のいとこの勉強を教えたり、短期のアルバイトをしたりと、意識して忙しく過ごしたのだった。

9月に大学に戻ると、俺の入っているブラバン部の先輩から呼び出しがあった。同じクラリネットセクションの先輩だった。
俺が夏の合宿に参加しなかったので、サークルをやめるのではないかと心配したらしい。

「千葉、夏の合宿、なんで来なかったんだよ。」
「先輩、すみません、実家に帰らなきゃならなかったので・・・」
「そうなのか、一年の部員が、千葉が落ち込んでるって言ってたから、ちょっと心配で。」
「それはもう大丈夫です。俺はサークルやめるつもりはないです。でも、合宿に行かなかったから、みんなからは遅れてしまったかもしれないけど・・・」
「お前はけっこう吹けるからその点はだいじょうぶだろう。合宿から練習を始めた新曲のことは俺が教えてやるから。」
「ホントですか、ぜひ教えてください。」
「じゃあ、さっそく、今日、授業が終わったら、俺のマンションに来いよ。」
「先輩のマンションってどこですか?」
「***駅のから10分くらい歩いたとこだよ。」
「じゃあ、俺のとこからもそれほど遠いわけじゃないですね。」
「最後の授業が終わった後、ホールで待ってるから。」
「わかりました、授業終わったらすぐにホールに行きます。」

夕方、俺は先輩に連れられて、先輩のマンションに行った。
広めのワンルームマンションだが、音大生も入れるように部屋は防音になっていた。しかも電子ピアノまで置いてあって、練習するにはいい環境だった。

「いちおう、10時までは楽器の練習ができるからね。軽く食べて、さっそく練習しよう。」 
「先輩、よろしくお願いします。」

最初は、先輩の吹くクラリネットの音について俺も練習していった。ある程度俺が吹けるようになると、今度は先輩がピアノでほかのパートを弾いてくれて、俺はクラリネットのパートを吹いて練習をした。

「千葉、俺が教えなくても、初見でけっこうできたんじゃないか?」
「そんなことないです、先輩が教えてくれたから、すぐに吹けるようになったんですって。」
「そうか、そう言ってくれると、教えた甲斐がある。」

10時ちょうどに練習を終えた。10時を過ぎると楽器の演奏は無理だけど、防音してあるのでCDを聞くことはできるので、俺たちはブラスバンドのCDを聞いていた。
気が付くともう電車がない時間になっていた。

「千葉、もう帰れなくなっちゃったな・・・」
「歩いて帰ると、どのくらいかかるかな・・・」
「千葉、泊まってけよ。」
「でも、先輩に迷惑かけるのは・・・」
「いいよ、千葉を泊めるくらい、なんでもないよ。ただし、布団は一つしかないからな。それが嫌じゃなければ泊まってけよ。」
「そんな優しいこと言ったら、ホント泊まりますよ。」
「だから、泊まっていいって。」

けっきょく俺は先輩のところに泊まることになった。

「千葉、先にシャワー浴びて来いよ。」
「そこまで迷惑かけられないから、いいですって・・・」
「そうじゃなくて、一緒に寝るんだじゃら、汗を流してこいってこと。」
「あっ、そうか、今日もけっこう汗かいちゃったからな。そういうことなら、遠慮なくシャワー借ります。」
「寝る時のシャツとパンツは俺ので我慢しろよ。いちおう洗濯はしてあるから。」
「すみません、そんなものまで借りちゃって・・・」

俺はシャワーを浴びて、汗のにおいを洗い流した。そして先輩のTシャツを着て、下にはボクサーを穿いた。
次に先輩もシャワーを浴びてきて、俺と同じようなものを着て出てきた。

「千葉には、俺のは大きいかと思ったら、意外にあってるな。」
「先輩って、身長体重は?」
「178センチ68キロだよ。千葉は?」
「175センチ58キロです。」
「千葉は顔が小さいから、もっと小柄だと思ってた。」
「先輩はけっこう筋肉ついてるみたい。」
「それなりにマシンエクササイズしてるからね、」
「俺って、筋肉が付きにくいみたいで・・・」
「千葉がその顔で筋肉ムキムキだとおかしいだろうが。」
「俺だってそれなりにがんばってるんですけどね・・・」
「千葉って、彼女いるの?」
「へっ、いきなりなんですか。」
「いや、女受けしそうな顔だから、いるのかなと思って。」
「それはそのまま先輩に返します、先輩だってすげえイケメンなんだから、モテるんでしょ。」
「そんなモテねえよ、その証拠に、今彼女なんかいねえからね。」
「へえ、先輩ってすげえ優良物件んなのに、なんで空き家なんですかね。」
「そういう千葉はどうなんだよ?」
「夏休み前にフラれて、今はいませんって。」
「千葉を振るなんてどんな高びーな女なんだよ。」
「急に俺を振って結婚しちゃったんです。」
「そうなんだ。俺なら千葉だったらすげえ大事にするのに・・・」
「えっ、えっ、先輩って男もイケる人?」
「うっ、まあなんというか、千葉だったらイケるかな・・・」
「俺も先輩だったらイケるかも・・・」
「えっ、千葉、それホント?」
「だって、先輩って何気にいい男じゃないですか、面倒見いいし・・・」
「実は、千葉がサークルに入ってきた時から、気になってたんだ。」
「マジっすか、ぜんぜん気が付かなかった・・・」
「そりゃあ、気づかれないように注意してたからね。」
「そうだったんだ、先輩ってけっこう小心者なんんだ。」
「お前に気づかれて、ひかれたくなかったし・・・」
「でも、先輩、俺のこと、気にかけてくれててうれしいな。」
「そんなかわいいことを言ったら、食べちゃうぞ。」

そして俺たちは先輩の布団にくっついて横になった。

「いいのか、千葉?」
「いやだったら、先輩の隣に寝てたりしないって・・・」
「俺、ぶっちゃけ男とするのは初めてなんだ・・・」
「うそっ、先輩、マジっすか。」
「初めてコクったんだからな。」
「そうなんだ・・・」
「千葉、男と経験ある?」
「あるっちゃありますけどね、ふたりだけだけど・・・」
「げっ、千葉って大人しそうな顔してるのに・・・」
「じゃあ先輩は女とはしたことあるんですか?」
「ない・・・」
「すげえ、先輩って、清いからだなんですね。」
「千葉、俺のことバカにしたな。」
「してませんよ、イケてるくせに二十歳過ぎてまっさらのからだなんて、天然記念物並みじゃないですか。」
「お前、千葉、バカにするのもいいかげんにしろよな。」
「バカにしてませんって、むしろそういう先輩って好きというか・・・」

優柔不断で手出しをしてこない先輩にキレた俺は、先輩のからだの上に乗って、先輩のくちびるに乱暴にキスをした。

「やさしくしろよな、千葉・・・」
「それは俺の言うセリフなんだけど。」
「だよな。じゃあ・・・」

そう言うと先輩は俺を自分のからだの上から横に下ろして、さらに俺の上に乗ってきた。


「高1の夏休み」の数年後の話(1)

  • by 雄太 at 9月21日(金)23時18分
  • Number:0921231820 Length:6411 bytes

(これは、H体験?談過去ログ**長編3**に掲載された「高1の夏休み」の、その後の話となります。)

俺が大学4年の夏休み前、突然斎藤先生のお兄さんからの電話がかかってきた。

「もしもし、千葉くんかな?」
「はい、そうですけど・・・」
「私はたくみの兄の*だ。千葉くん、今話してて大丈夫か?」
「はい、自分の部屋ですから。」
「こんなことを君に頼める筋合いじゃないのだがね、ちょっと助けてもらえないだろうか?」
「助けるって、何のことですか?」
「たくみが、自殺の危険があるんだよ・・・」
「えっ、たくみさんが?」
「ここだけの話だが、たくみの結婚はうまくいかなくてな。やっぱり無理に結婚させたのが悪かったようだ。」
「それで、今たくみさんは?」
「心療内科に入院してるよ、ミイラ取りがミイラになってしまった・・・」
「それで自殺の危険があるということですね。」
「いくらなんでも閉鎖病棟に入れるわけにはいかないし、そうなると四六時中監視してるほうがいいんだが、そうもいかなくてな。」
「俺、たくみさんに会ってもいいですか?」
「そうしてくれるか、実はそれを頼もうと思って連絡したんだよ。」
「俺が会いに行っていいんですね?」
「ああ、たくみはもう離婚したし、君に会っても問題はなくなったよ。」
「さっそく会いに行ってきます。」
「いろいろと治療は試したんだが、この病気はなかなか治療が難しくてね。担当の先生と相談して、少しでも良くなる可能性があるなら、君に会ってもらうのもいいだろうと思ってね。」
「俺は会って何をすればいいんですか?」
「とりあえず会ってもらえばいいんだ。まああんまりたくみの結婚のこととかには触れないでもらいたいんだ。」
「わかりました、とにかく会ってみます。」

俺は都会からちょっと離れた環境のいいところにある病院に行った。
静かな病室に入って、そして斎藤先生の驚くほどやつれた顔に衝撃を受けた。

「たくみ、会いに来たよ。」
「雄太・・・」
「お兄さんから、たくみに会ってほしいって連絡があって、それで来た。」
「驚いた、俺、ボロボロだろう?」
「うん、ボロボロだね。」
「百年の恋も冷めるっていうのはこのことだろ。」
「たくみ、大変だったね。」
「雄太、俺ってホントダメなやつなんだ・・・」
「俺はそうは思ってないけどね。」
「俺のこと、嫌いになってない?」
「たくみのことはずっと好きだったよ。」
「あんなに雄太のこと、裏切ったのに?」
「それでも、たくみのことが好きだった。」
「俺みたいな、ホントダメなやつでもいいのか?」
「いいよ、好きだもん。」
「雄太・・・」

斎藤先生は俺に縋りつき、子供のように泣き始めた。
オレと会ったのが斎藤先生の回復にはよかったみたいだった。
その後、斎藤先生は少しずつ回復をしていった。
この病気は完治するのは難しいのだが、とりあえず退院することができた後の斎藤先生のケアをするためということで、俺は斎藤先生のマンションに同居することになった。

「このマンションに俺がいっしょに住んでいいの?」
「だいじょうぶ、両親とはずっと冷戦状態だけど、俺が病気になったおかげで、うるさく言ってくることは少なくなった。」
「お兄さんとは?」
「兄貴は少なくとも、俺たちがいっしょに住むことに対して邪魔をする気はないみたいだね。まあ積極的に賛成もしてくれてるわけじゃないけどね。」
「でもたくみとまた会えてよかった。」
「雄太、ずいぶん大人になったね、でも外見はかわいいままだけど。」
「俺だってちゃんと成長してるんだからな。」
「雄太といるとどうしてこんなに気が休まるんだろうね。別れた嫁とは全然違う。」
「結婚生活、大変だったんだ。」
「やっぱ結婚生活を維持するにはやっぱりお互いの愛情がないいけないんだってことがよくわかった。」
「たくみ、子供とかはできたの?」
「ひとりいる、男の子・・・」
「かわいいと思った?」
「まあ、それなりに。嫁とは最後のほうはいがみ合ってたから、その子はそれほどかわいいとは思えなかったな・・・」
「その子は?」
「嫁が引き取った。」
「子供とは最近会った?」
「いや、離婚してから一回も会ってない。元嫁が俺に子供を会わせたくないらしい。」
「そうなんだ、立ち入ったことを聞いてゴメン。」
「誤るなよ、雄太は知る権利があるんだから。」
「うん、そうかも・・・」

そして俺たちは寝る前に久しぶりにいっしょに風呂に入った。
斎藤先生はあばら骨が見えるくらいやせてしまっていた。

「たくみ、やせたね。」
「ああ、ホント何もしたくなくて、食べる気力もない時があった・・・」
「明日から、俺ができるだけ食事を作るから、たくみ、食べてね。」
「それはすげえうれしいけど、雄太、ムリすんなよ。」
「俺、月水金は夕方から夜にかけてアルバイトがあるけど、それ以外の日は晩御飯作ってあげる。」
「それはすげえうれしいけど、雄太の空いてる時間を全部俺の夕食作りにつぶさせるわけにはいかない。」
「すっとじゃなくて、たくみが元気になるまでだから、だいじょうぶ。」
「じゃあ、雄太の空いている日のどこか一回か、二回くらい、お願いしようかな。でも、雄太、料理できるの?」
「俺、ずっと一人暮らししてたから、いろんな料理を作れるようになってる。」
「それは楽しみだ。」

俺たちはお互いのからだを洗いあった。斎藤先生の手で撫でるように現れると、俺は興奮していた。

「雄太、元気だな。」
「たくみが触るからだろうが…」
「溜まってるのか?」
「だから、すぐにこんなになっちゃうんだよ。」
「相変わらずこんなにギンギンになっても皮が被ってるんだね。」
「ああ、ここはぜんぜん成長してねえよ。
「雄太のはやっぱり真正包茎のほうがいい。」
「うっせえ、気にしてるのに・・・」
「ゴメンゴメン。」
「たくみはどうしたんだよ、ぜんぜん勃たないじゃん?」
「ゴメン、俺、EDなんだよ、もうずっと役立たずだ・・・」
「そうなんだ、でも早く治るといいね。」
「雄太に協力してもらったら、そのうち良くなるさ。」

きれいにからだを洗ったあと、俺たちはベッドに横になった。

「さっきから、雄太、ずっと元気なままだね。」
「たくみがはだかですぐ隣にいるせいだからな。」
「気持ちよくしてあげるよ。」

そう言うと斎藤先生は俺の勃起したものを口に含んだ。あ
斎藤先生は舌で柔らかく俺のモノをしげきしてくれた。俺の窄まった包皮の先から、舌先で尿道口を刺激されると、俺は身をよじるような快感におそわれていた。
そしてほどなく俺は斎藤先生の口の奥に激しく白い粘液を発射した。大量の精鋭が斎藤先生の口を満たした。

「雄太、すごい溜まってたな、大量に出したね。」
「だって、たくみ、すげえうまいんだもん。」
「おいしかったよ、雄太の精液。」
「飲んじゃったのか?」
「ああ、全部飲み干した。」
「おなか壊したりしない?」
「だいじょうぶ、たんぱく質だよ。」
「ところで、たくみはどうしてるの?」
「溜まるばっかりで、勃起できないんだからどうすることもできない・・・」
「出る時ってないの?」
「たまに朝起きたらパンツが濡れてることがある。なんか普通の精液よりすげえ薄いから、最初はオネショしたかと思ったよ。」
「夢精じゃないの?」
「気持ちいい夢とかぜんぜん見ないし、出る時の快感とかも寝てるせいで全くないな。朝起きた時のパンツの濡れた気持ち悪さだけがあるって感じ。」
「そうなんだ、俺もけっこう夢精することあるけど、気持ちいい夢見ながら出ちゃうから、パンツが濡れてもまあいいかって思うけどね。」

俺は射精をして満足して眠くなっていた。

「雄太、眠そうだ、寝たら?」
「うん、眠いから寝る。」
「おやすみ、雄太。」
「おやすみ、たくみ。」

斎藤先生は俺に軽くおやすみのキスをしてくれた。俺は安心して眠った。


高1の夏休みの後、斎藤先生と(7)

  • by 雄太 at 9月25日(火)22時18分
  • Number:0925221802 Length:4613 bytes

この話は3日ほど前の投稿「「高1の夏休み」の数年後の話(1)」の前の話となり、過去ログに掲載されている話の直接の続きとなります。


「やさしくしろよな、千葉・・・」
「それは俺の言うセリフなんだけど。」
「だよな。じゃあ・・・」

そう言うと先輩は俺を自分のからだの上から横に下ろして、さらに俺の上に乗ってきた。

「うわん、先輩、上に乗ったら重いって・」
「ゴメン、からだを千葉に預け過ぎたみたいだな、これでどうだ?」
「そのくらいならだいじょうぶ。」
「千葉、いいのか?」
「聞いてばっかりいないで、行動に移したら。」
「わかった・・・」

そう言うと先輩はおずおずと俺のからだを不器用に愛撫し始めた。

「もう先輩ったら、くすぐったいって・・・」
「じゃあ、どうすりゃいいんだよ?」
「とりあえず、上半身を脱がせてよ。」
「ああ、わかった。」

先輩は俺の着ていたTシャツを脱がせようともがいていたので、俺はさりげなくからだを浮かせたりして先輩に協力してあげていた。

「千葉、お前、きれいなからだだな・・・」
「もう、言葉はいいから、気持ちよくしてよ。」
「はいはい、王子さまはワガママだな。」

先輩はすでにギンギンに勃起していて、早く気持ちよくなろうと焦っているみたいだった。
そして先輩は自分の服と俺の服を乱暴に脱がせて言った。

「千葉、お前、でっけえもの持ってるくせに、まさか真性包茎か、これ?」
「違いますって、柔らかい時だとなんとか剥けるようになってる・・・」
「先っぽが窄まってるチンコなんて、久しぶりに見た。」
「先輩のはけっこう使い込んでるような色してるけど、童貞なんでしょ?」
「そんなにはっきり言われるとなんか傷つくなあ。でも半分剥けてるから、それは千葉には勝ってる。」
「でも、童貞でそんなに黒光りしてるなんて、ヘン。」
「まあ、小さいころからオナニーしまくってきたからなあ。」
「先輩のはオナニー焼けなんですね。」
「おうよ、最低一日一回はシコるぞ。」
「そんなこと自慢しないでください。」

そして先輩は俺の上にのしかかるように乗って、ギンギンになったモノを俺の下腹部にこすりつけ始めた。
先輩のチンコの先からは信じられないくらいの大量のガマン汁が出てきて、オレの下腹部はヌルヌルになっていた。
その時、先輩はウッと呻いて、からだを硬くした。

「どうしたんですか、先輩?」
「はああ、ゴメン、行っちゃったみたい。」
「げっ、なんか下腹部に熱い粘液が飛び散ってるような・・・」
「やべ、やべ、射精が止まらない・・・」

先輩はものすごい勢いで大量の射精を続けて、俺の下腹部をべとべとに汚した。

「ゴメン、千葉、俺、イッちゃった・・・」
「もう、俺の下腹部、べとべとじゃないですか。先輩ってけっこう早漏だったんだ。」
「ゴメン、千葉がエロいから、興奮しすぎた・・・」
「先輩、ひどい、ひとりだけ気持ちよくなっちゃって・・・」
「ゴメン、ガマンできなかったんだ。」
「先輩、俺、まだ全然気持ちよくなってないんだからね。」
「ゴメン、お詫びになんでもするから。」
「じゃあ、俺のを咥えて、口で刺激してください。」
「しかたないなあ、フェ〇するから、それでチャラにしてくれよな。」
「その前に、先輩の漏らした精液、ちゃんときれいに拭いてくださいね。」
「はいはい、王子様の仰せの通り。」

先輩は俺の下腹部をティッシュでていねいに拭いてくれた。それが終わると、先輩はちょっと思いつめたような表情で俺の勃起したものを口に含んだ。

「千葉のモノ、包皮の中、チーズみたいな臭いがちょっとする・・・」
「先輩、無理しなくていいですよ。」
「むしろ、興奮するよ。」
「もう、先輩ったらヘンなところがヘンタイっぽい。」
「ほら、気持ちよくしてやるから。」

先輩は俺の勃起したものを口に含み、一生懸命舌を使って刺激し始めた。

「先輩、なんかくすぐったいって・・・」
「それが気持ちいい証拠だろうが。」
「だから、くすぐったくてヘンな感じなんだって。」
「千葉、もうイキそうなのか?」
「ぜんぜん、イキそうじゃないですけど。」

先輩は一生懸命フェ〇をしてくれているようだったが、俺はくすぐったいだけでぜんぜん気持ちよくならなかった。

「どうした、千葉、なんか柔らかくなってきたぞ。」
「だから、あんま気持ちよくないんですって。」
「千葉はフェ〇は嫌いなのか?」
「嫌いじゃないですけど・・・」

俺はもう完全に萎えてしまっていた。先輩のフェ〇がむしろ鬱陶しくなってきていた。

「先輩、もう、フェ〇、いいっす、やめてください。」
「千葉はまだイッてないのに、止めていいのか?」
「だって、もう勃ちそうにないんだもん。」
「千葉ってひょっとしてインポ?」
「そんなことあるわけないでしょ。」
「じゃあ、なんだよ。」
「今日はなんか気が乗らないんです。」

まさか先輩があまりにもヘタだから、勃たないんだとも言えないので、俺は黙っていた。

「じゃあ、また千葉の気が乗った時にやろうぜ。」
「俺、やっぱ帰ります。」
「今からだと、終電ないかもしれないぞ。」
「途中までは行けそうだから、だいじょうぶです。」

俺は急いで服を着て、部屋を出た。玄関に先輩が茫然と立って、俺を見送っていた。
イケメンが捨てられた犬みたいな顔をしていた。
俺は急いで駅まで行き、何とか終電をつかまえることができた。

その後先輩とは、ブラバンの先輩後輩として付き合うように俺はしようと思った。
でも先輩のほうはなんか未練ありそうな視線を俺のほうに向けてきていたが、俺はそれに気づかないふりをして、ただの先輩として接し続けた。


「高1の夏休み」の数年後の話(2)

  • by 雄太 at 9月28日(金)21時31分
  • Number:0928213145 Length:6858 bytes


俺はその次の年の3月、大学を卒業し、そのまま院に進んだ。
そしてその年の9月に斎藤先生は新しいキャリアを積むために、カリフォルニアの病院に研修医として二年間勤めることになった。

その頃、俺たちは、ひそかに結婚をしようとお互い思っていた。

それで俺のほうも日本を離れて、カリフォルニアで斎藤先生と暮らしたいと思い始めた。
斎藤先生もその気持ちは同じらしくて、先にカリフォルニアに行って、勤めをしながら俺の留学先を探してくれた。
それで俺も大学院のほうを二年間休学して、斎藤先生の勤める大学に留学することになった。

先に出発していた斎藤先生を追いかけて、俺は1月遅れてカリフォルニアに向かった。
12時間の飛行の後、昼夜が日本とはほぼ反対のロスの空港に俺は降り立った。
入国管理に時間がかかり、迎えの斎藤先生をけっこう待たせてしまったようだった。

「雄太、よく来たね。」
「少し前まで匠海、仕事だったんだろう。迎えに来なくてもよかったのに。」
「だいじょうぶだよ。」

俺たちは斎藤先生の運転する車で、混雑するフリーウェイを通て、斎藤先生の住んでいるマンションまでいった。
しずかな住宅街の通りにあるちょっとしゃれたマンションだった。

入口を入るとまず広いリビングがあり、その奥にダイニングキッチン、その向かいにバスとトイレ、さらに奥のほうにベッドルームがふたつあった。

「うわあ、すげえ広い。」
「前は子供のいる家族が住んでたらしいんだけど、家族連れだと狭くなって引っ越したらしい。俺たちふたりにはじゅうぶん過ぎる広さだね。ああ、俺が広いほうの部屋を使ってるけど、雄太が広いほうが良ければかわるけど。」
「俺はべつにこっちの部屋でいいよ、じゅうぶん広いし。」
「まあ、寝る時は俺の部屋のベッドがキングサイズだから、こっちでいっしょに寝ればいい。」
「俺の使う部屋のベッドのシーツ、なんかすげえ子供向けのデザインなんだけど・・・」
「ああ、前に住んでた家族の息子が使ってたものがそのまま残されてててね。いちおう洗っておいたけど、他人が使ったのが嫌なら、新しのを買いに行こう。」
「洗ってたらいいよ、他人が使ったシーツが嫌だったらホテルとか泊まれないじゃん。」
「でも、そのシーツふつうよりごわついてるだろう、どうも防水シーツみたいだね。」
「げっ、それってひょっとしてオネショシーツってこと?」
「前の住人の息子さん、けっこう大きくなってもオネショしてたみたいだね。」
「さすがに俺もオネショはしないけど、べつに使ってもいいよ。」
「じゃあ、そのまま使ってくれると助かる。」
「まあ、だいたいは匠海のベッドで寝るつもりだけどね。」
「俺もそのつもりだ。」

俺たちはしばらく休んだ後、斎藤先生の運転する車で近くのダイナーに夕食を食べに行った。
量は多いが大味な食事をけっきょく俺は全部は食べられなかった。斎藤先生も少し残してしまったようだった。
帰りに日系スーパーに寄って、食材をいくつかかってから帰った。

マンションに帰ってからは、斎藤先生が買っていたカリフォルニアワインをいっしょに飲んだ。

「もう、雄太にワインを勧めてもだいじょうぶだろう。」
「もうとっくに成人してる。」
「なんか最初にあったころから年を取ってないよね。いつも初々しい表情だからね。」
「俺的にはすげえ大人になってるつもりなんですけど、先生。」
「うそうそ、雄太ったら、顔だけじゃなくて、チンコも真性包茎のままなんだけど。」
「それを言うな、俺のこといくつだと思ってんだよ。」
「はいはい、わかってるよ。」
「ったく、いつまでも子供あつかいして・・・」
「雄太がかわいすぎるからだよ。」
「今まではしょうがないけど、これからはかわいいじゃなくてカッコいいと言えよな。」
「はいはい、仰せの通りに。」

俺たちはサンフランシスコの近くで作られたというおいしいワインを飲んだ。
そして俺は長時間の飛行機での移動で疲れていたのか、ものすごい眠気におそわれていた。

「ほら、雄太、ここで寝るなって、ベッドまで行こう。」

斎藤先生に支えられて俺はベッドまで何とか移動して、ベッドの上に倒れこむように横になった。
そして横になると同時に眠ってしまっていた。

朝目覚めると、すぐ前に斎藤先生の顔がドアップであった。

「雄太、起きたね。」
「ふわああ、よく寝た、匠海、おはよう。」
「雄太の寝顔はホントかわいいよね、しばらく見とれてた。」
「だから、かわいいっていうなって言ってんだろう。」
「ゴメンゴメン、雄太の寝顔があまりにもカッコよくて見とれてた、これでいいだろう?」
「まだ、俺、顔も洗ってねえんだぞ、そんなに見るなよ。」
「こっちもすげえ元気みたいだし。」
「こら、そこを触るなって。」
「出してあげようか?」
「いい、それより、俺、トイレ。」
「やれやれ、イロっぽくないなあ。」
「しかたねえだろうが、そろそろガマンの限界なんだから。」

俺はトイレに行って、酒臭いションベンをぶっ放した。

斎藤先生の作ってくれた朝ご飯をいっしょに食べて、その後俺は斎藤先生の車で大学まで行った。
そして大学への履修登録を、斎藤先生は英語の勉強だと言って、自分でやるようにと言った。
とりあえず俺はあまり豊富ではない英語の語彙を使って、必死で手続きをしたのだった。

慣れない英語での交渉等に俺は疲れ果てて、夕方斎藤先生のマンションに戻ってきた。

それでも疲れて帰っても、斎藤先生といっしょに住んでいるとういうだけで、心強かった。
俺たちは、新婚のようなちょっと甘い生活をしようと思っていた。

しかし斎藤先生の仕事は夜勤もあるシフトで、昼間講義を受けている俺とは、やはりすれ違いが多かった。

それでも休日が重なることがあると、俺たちは車でカリフォルニアのあちこちを順番に訪ねていっていた。

ある時、斎藤先生の患者さんの一人が、週末の別荘パーティーに誘ってくれた。

土曜日の午後、斎藤先生の運転する車で、混雑するフリーウエイを抜けて、東南の方向に進んでいった。

斎藤先生の知り合いの別荘は、ブドウ畑が点在する斜面を一望する丘陵地帯に建っていた。

眺めのいいテラスでバーベキューパーティーが始まった。
参加者は、まずは別荘の持ち主で、斎藤先生の患者であるパブロさん、年齢は見たところ30歳代後半、そしてそのパートナーの男性、名前はフリオさん、25歳くらいのイケメン。
パブロさんの友達のカップル、ジャンさんとエクトールさんだった。
パブロさんの祖先スペイン東部のカタルーニャから来たらしい。フリオさんはメキシコ出身ということだったが、見かけは西洋人だった。
ジャンさんとエクトールさんはカナダ出身だということである。

男だけのパーティーだったが、みんなゲイということで、和気あいあいと過ごすことができた。
とはいえ、パブロさんもちょっと前は家族からのあまりの結婚攻撃で鬱になって、斎藤先生の患者になったそうである。

近くのワイナリーで作られたというワインが出てきて、とてもおいしかった。

俺はパブロさんに話しかけた。
「このワイン、おいしいですね。」
「そうかい、気に入ったんだ、うれしいな。実はこのワインのできたワイナリーでフリオは働いてるんだよね。な、フリオ。」
「ワインが気に入ったなら、明日でもワイナリーに案内しようか? もう今年のブドウの収穫は終わってるけど、今仕込みの最中だからね。」
とフリオさんが嬉しそうに答えてくれた。
「ぜひぜひ、行ってみたいです。」
話がまとまり、翌日はフリオさんの車でワイナリーに出かけた。

天気も良くて、ワイナリーの前にはブドウ畑の斜面が一面に広がっていた。

「ブドウはちょっと前に摘み取っちゃったから、木だけけど、とりあえず見てもらおうかな。」

フリオさんの案内でブドウ畑の間のあぜ道を歩いて行った。
しばらく上ると、斜面の上に出て、ブドウ畑が一望できた。
そして醸造所を見学してから、眺めのいいテラスに座って、ワインを何種類かテイスティングした。

そして斎藤先生が、俺の気に行ったワインを何本か買ってくれた。

「匠海、ありがとう。」
「どうせ、俺もいっしょに飲むんだし・・・」
「ワイに会う料理を作らなきゃね。」
「ああ、楽しみにしてる。」

こんなふうに俺たちは、海外での経験を広げていったのだった。
これはふたりの絆を深めることにもなっていた。