H体験?談 過去ログ(M-584)
季節さんの体験?談 (おんぶから、恋心が芽生えた瞬間)


おんぶから、恋心が芽生えた瞬間 (1)

  • by 季節 at 7月27日(木)08時13分
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初めまして。皆さんの最近の投稿が過激なものが多い中で、僕の中学時代の、ゲイになったきっかけとも言える、同性への恋心が芽生えた日のことを書くべきか迷ったのですが、試しに書いてみます。適さないようでしたら、消します。僕が中学生になったばかりの頃ですから、25年以上前の話です。僕は、東北から、南の他県の海の近くの、漁師町に引っ越し、中学に入学しました。最初は、緊張と戸惑いの連続でした。先ず方言が違い、何を言っているのか判らず、僕は、東北人独特の色白さで、色黒の人達ばかりの港町では、肌の色からも目立ちました。そして早生まれの僕は、小柄で、色白、更に当時では珍しかった左利きだったので、「ぎっちょ」とからかわれることもありました。それにも徐々に慣れ、方言にも慣れ、友人もでき始めました。部活動は、何にしようか迷ったのですが、マーチングバンドに憧れ、吹奏楽部に入り ました。吹奏楽部は、男女兼用の部活動でしたが、何年も女子しかいない状態でしたが、特に迷うことなく、入ることにしました。文化部でありながら、マーチングバンド以外にも、野外で野球、サッカー、ラグビー応援と、ハードな内容でした。でもそれらの応援を通して、運動部の先輩と親しくなることもできました。漁師町独特の言葉の粗っぽさはありま したが、 心根は、素朴で優しい人が多かったです。

ある日、部活帰りに、校舎を出ようとしたら、港町独特の風がとても強く、僕の眼鏡が飛ぶほどでした。僕は、眼鏡をしないと視界が良くなく、しかも街灯もあまりなく、
風が止むのをまっていました。でも止まず、それどころが強くなりました。野球部の三年生の先輩たちが、僕に気づき、どうしたんだよ?と聞いてきました。

僕「風が強すぎて、眼鏡が飛びそうで、風が止むのをまっているんです。」

野球部員「この風は、中々、止まねえよ。学校、もうすぐ閉まるぞ。」

僕「どうしよう、、、。」

野球部員「仕方ねえな。眼鏡を仕舞え。おんぶして家までおくってやるから。鞄は、他の野球部員がもってやるから。」

僕「おんぶなんて、恥ずかしくて嫌ですよ。」

野球部員「じゃあどうするんだよ。」

僕「、、、、。お願いします。」

野球部員「最初から、素直にそういえばいいんだよ。 さっさと乗れよ。」

背中に乗りました。

野球部員「軽いな。ちゃんと食ってるか。」

僕「はい。すいません、迷惑をかけて。」

野球部員「気にするな。しっかりつかまれよ。トレーニングより楽だから。」

おんぶをしている野球部員と、されている僕に気づいた人たちに、多少囃し立てられましたが、家に送ってくれました。

僕「ありがとうございました。野球の練習で疲れているのに。すいません。」

野球部員「また風が強すぎて、眼鏡で歩けないときは、運んでやるからな。また明日。」

僕「ありがごうございます。」
恋心というものが初めて、芽生えた瞬間でした。おんぶをしてもらったという申し訳なさもありましたが、

それ以上に、頼もしい肩と背中に密着できた喜びで、心がいっぱいでした。


おんぶから、恋心が芽生えた瞬間(2)

  • by 季節 at 7月30日(日)04時34分
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野球部の先輩におんぶをしてもらったのは、嬉しくて、またしてもらいたい、あの大きな、筋肉質の背中と肩に密着したいという思いはありましたが、それでも迷惑はかけられないという思いから、懐中電灯を持ち歩くようにしました。その後、海辺独特の強風のことは何度もありましたが、懐中電灯を使いしのぎました。あるとき、また強風だったので、眼鏡を仕舞い、懐中電灯を使おうとしたら、電池が切れていました。仕方なしに、強風が止むのを待っていました。そんな時、また野球部の先輩たちが、歩いてきて、僕に気づきました。「懐中電灯、忘れたのか?」 僕「電池が切れていて、、、。」先輩「馬鹿だなぁ。仕方ねえな、また背中に乗れよ、前みたいに送ってや るから。」僕「でも、、 、悪いですよ。」先輩「いいから、さっさと乗れよ。」 僕「はい、すいません。」 背中に乗る。先輩「前より少し重くなったんじゃないのか。」僕「そうですか、、、?」 しばらく歩き始めると、運の悪いことに、強風の上に、雨が降り始めました。僕は、降りようとしましたが、先輩が降ろさせてくれませんでした。先輩と僕の鞄、体操着入れを持った他の二人の、野球部の先輩たちは、先輩と僕の家に、鞄と体操着入れを届けるために、先に行きました。雨でシャツが濡れ、身体がより密着している感じになり、どきどきして仕方なかったです。途中、アーケードの下で雨宿りをしました。シャツを捲り絞ると、不意に先輩が「本当に、肌、真っ白だな。雨で濡れていると何かエロいな。」僕「え、、、。 」  先輩「冗談に決まっているだろ。本気にするなよ。」 僕「、、、。」強風も止み、雨も小雨になり、おんぶをしてもらう必要はなく、二人で歩いて帰りました。二人だけで帰るのは、初めてでした。家が近かったので、家まで送り届けてくれました。この日から、先輩のことを意識するようになりました。そうこうするうちに、両親が、東北の実家に用があり、金曜日の夕方から、日曜日の昼まで泊りで出かけることになりました。初めての一人で留守番かなと楽しみにしていました。密度の濃い漁師町で、おんぶをしてくれた先輩の実家が、町内の世話係ということもあり、一人で留守番は危ないという判断で、僕が先輩の家に泊まることになりました。どきどきしました。先輩の隣でご飯を食べ、お風呂までは厚か ましいと思ったので、シャワーをだけを浴び、布団は客間かなと思ったら、先輩の部屋でした。布団が隣り合わせでひかれていて、ドキドキして仕方なかったです。一緒の部屋に眠れるのが、嬉しかったのに、照れくさくて、眠い振りをしました。突然、手を触ってきました。体がびくんとしました。先輩「手、すべすべだな。」 僕「そうですか。」 手から、手首、肘、二の腕を撫でるように触ってきました。くすぐったさもありましたが、心地よく、頭がぼーっとしてきました。先輩「入学式で初めて見た時から、おまえのこと、なぜか気になっていたんだ。俺はそういう趣味はないと思うけど、おまえのことは、気になって。女子よりも色が白い奴だなと思ってさ。」 僕「僕も先輩のことが気になっていました。」 先輩 「えっ 、なんで?」 僕「部活紹介の時、野球部のユニフォームを着ていて、かっこいいなと思っていました。そのあと、強風で、僕の眼鏡が飛ばされそうで、風が止むのを待っていたら、おんぶをして家まで送ってくれたり、すごく優しくて。」 先輩「おまえも俺のことが好きなんだ?」 僕「はい。尊敬というか、憧れです。」 先輩「嬉しいこと、言ってくれるな。」先輩が、シャツの中に手を入れてきました。驚いて、びくっとしました。気が付くと、先輩の顔が、自分の顔近くまで接近していました。頬を触ってきました。ここもすべすべで柔らかいな。未だニキビ出来たことないだろ?と言ってきました。はいと答えたら、頬にキスをしてきました。僕が、突然のことに戸惑っていると、「ごめん、急にしたくなって、嫌だった?」と 言ってきました。僕は、首を横に振りました。今度は先輩が僕の手を、先輩のシャツの下に入れました。汗ばんで熱くなっていました。息遣いが荒くなり、そして、手を下半身に持っていきました。起っていたことに驚き、思わず咄嗟に手をすぼめました。どうしていいか未だ当時は判りませんでした。僕自身、未だ精通もなく、そういった知識がなかったからです。