H体験?談 過去ログ(L-205)
トーマさんの体験?談 (懐かしい記憶)


懐かしい記憶

  • by トーマ at 12月12日(日)19時06分
  • Number:1209202523 Length:10998 bytes

この話は俺にとって初めての性体験談だ。今になれば大してエロいこともなかったと思う。しかし当時の俺はまだ二十歳の童貞大学生で、その日の出来事はとても刺激的だった。単なる日記のようなものと思って読んで頂きたい。


その日、風呂の湯沸かし器が故障したため俺は1人で温泉に行っていた。ゆっくり浸かっていると、中年の中肉中背の人が湯に入ってきた。黒縁のメガネをかけて、眉が濃ゆく、前髪がやや後退しておでこが広い。髪型はやや長めのショートヘア。特に顔についてはこれという特徴は思い浮かばないが、整ったバランスのいい顔だ。何気なく股間を見る。陰毛が長く、竿のほとんどが毛に埋もれて、七割ぐらい被った包茎だ。横目で確認したつもりでいた。


男は浸かって足を伸ばし、リラックスしている様子だった。俺も彼をそんなにまじまじと見ていなかった。しかし、視線を感じる。ちらとみれば、彼と目線が幾度か合う。
ハッテンを目的に来てなかったのでそれがサインと気が付かなかった。変な人だと思っていると、その人がすっと立ち、サウナへ入っていった。俺の前を横切っていく時、その中年の陰部が勃起していた。湯に入ってきた時に比べれば、明らかに体積を増している。驚いた俺は股間を見やると同時に男の顔を見た。男はじっと見返してサウナに入っていくと、窓越しに俺を再度見て中に消えていった。


これは誘っていると確信した。驚いた。割合人も多い中、よくあんな大胆なことができると。またどうして俺がそういう気があると分かったのだろう?だが誘われたところでどうしようもない。人も多いし、仮に居なくても、こんな公共施設内で何をするというのか。そもそも見知らぬ中年と、、、。ただ、割合いい顔だと初めに思ったことや、彼がゲイであること、勃起した股間を見て、興奮してしまったのは確かだ。


その男、それから幾度かサウナから出てきては露天風呂を行き来したり、俺の前に意図して浸かりにきた。言葉を交わすことはないものの、サウナに来いと誘っていることは行動から理解した。俺は元来サウナが苦手だし、そもそも人が多い。男は何をそう焦って誘うのかと思うと、落ち着きのない男が面白く思えてきた。俺ももうバレている身であるからアイコンタクトや目線を合わせることは積極的に行った。しかしあまりに何度もサウナを出入りしている様子を見ていると、おかしくなって、同情に近い心持ちになって一度サウナに行ってみた。
 案の定、自分とその男以外に4人いる。だから言わんことない。何も期待することはできないだろうと思いしばらくするとまた忙しなく出ていった。はてどうすればいいのか困ったが、しばらく暑さに堪えて、外に出た。するとサウナを出たすぐそばの湯の縁に腰掛けて、明らかに俺が出てくるのを待つかのように座っていた。もう笑いそうになりながら、かわいそうな気がして、アプローチしてやろうと、背中合わせに湯に浸かった。それはあからさまに不自然な距離感だ。もしも一般の客同士であればそんなところに腰掛けないと言う場所まで詰めてみた。するとその男ちょっと落ち着きない様子で振り返っては俺を見て、またサウナに入っていった。


男は自分から誘ってみたものの計画性はなかったのだろう。つい笑ってしまう。何をするかは抜きに、もはや挙動不審にさえ見えるこの人とどうこうすること自体、何だか馬鹿らしいんじゃないかと思えた。しかし、それでも閉店ギリギリまで残ったのは、どういう展開になるかという期待と、男の勃起が頭に印象に残っていたからだった。そしてまんざらでもない顔立ちに、下心は確かにあった。


九時半を過ぎてくると人もはけてきた。俺は男について回るのも面倒に思い、一箇所の露天に居座り続けた。風呂場に十人も居なくなってきた頃、再び男が対面に湯に入ってきた。今度はこちらからじっと目線をぶつけてみる。すると恥ずかしがるような、また遠慮するように、ちらとだけ俺を見たらうつむせたり仰ぐように視線を逸らす。それからまたサウナへと行った。落ち着きのない男の様子をみて帰ろうかと思いながらも、今までに経験したことのない流れに、のってみるかと思い、後に続いた。


男は腰掛けていたが、入ってくると一瞬驚いたように体をぎこちなく動かした。中は2人きりだった。彼の斜め前に腰掛けて、様子を伺った。俺はメガネをとってわざと顔をタオルで拭いて、股間を露わにして見せた。ぼんやりした視界でも、彼が食い入るように俺の股間を眺めているのが見てとれる。メガネをかけて股間にタオルをかけ、ふうと息を吐いた。そしてちらと男をみると、やはり視線を逸らす。だが男は股間にかけたタオルを外し、あぐらに座り直した。それは俺に股間を見やすいようにと言う配慮のことで、何気ない体を装い、陰毛の箇所が痒いといったふうに、ボリボリとかいて竿を揺らす。それからうつ伏せたままじっとした。すると包茎の陰茎がゆっくりと頭を持ち上げ、徐々に皮がめくれて綺麗なピンク色の亀頭が見え出した。その陰部の緩慢な動きは、妙に堪能的だった。狭く蒸し暑いサウナ、薄暗い室内に2人きりの状況で、俺の股間も徐々にタオル下で頭を持ち上げてきた。


その時他の客が1人入ってきた。男は慌てたように足を下ろして、いかにも俺とは全く関係がないかのよう暑さに耐えて忍んでいるとでも言うように体をねじり動かした。むしろ逆にその動きが怪しいと本人は気づいてないようだ。入ってきた客も別に何のこともなく、疑うそぶりおろか、眼中にないといった具合にどかっと空いた席に腰を下ろした。すぐに男が出ていき、俺はやれやれと軽くため息をついた。男は最初にカマをかけた割には小心者のようだ。もうこのまま風呂を出ようかなと考えながらも、最後にもう一度だけ、湯に浸かり彼の行動を待った。しばらくして、俺の背後から湯にやってきた。男のものは勃起しかけて、左にぐいと斜めに向いて、水面と平行に勃ち上がっていた。俺の対面に腰掛けると、ちらちらと見てくるがそれ以上何もしてこない。この人はゲイで、俺とハッテンしたがっていることは疑いの余地がないだろう。俺はうつむき、一旦考えた。この人、どうしようもないなあ、、、。明らかに俺よりも年上なのに、ずいぶん度胸がないというか、人にバレることを恐るなら初めから誘わなければいいのに、、、。もう出るか。いや、しかし、、、閉店30分前だ。こんな時間までいる予定もなかったし、わざわざここまでいて何もないのも。かといって向こうからはこれ以上の行動は期待できない。


俺は決心して腰を上げ、男の横に座ろうと近づき、そばに腰下ろした。男は驚いた様子でやや体を後ろにのけぞるように動いた。しっかりしろ!と内心笑いながらもこれ以上のことに関しては全くの経験がないため、あとは男がどう動くかに任せた。男は周囲をキョロキョロと気にしながら、苦笑いして話しかけてきた。

「もう、閉店も近いですね、、、。」
「はあ、、、。」

拍子抜けな話題にあっけに取られたが、男の緊張が伝わり、俺も何だかドキドキしてきた。
会話はそれ以上続かず、お互い無言になる。男は人が来るであろう方面を注視して、全く俺の方を見なくなった。この気まずい空気、どうするんだよ、、、。そう思い男を横目でみる。すると勃起した陰茎は完全に上をむき、水面からわずか亀頭の割れ目だけが顔を覗かせ、鯉が餌を欲しがって口をぱくぱく動かすとでも言うように、次の行動を欲していた。俺は男がゲイであり、ハッテンを望んでいることは確信しているものの、その決定的な証拠をようやく垣間見れた気がして、緊張が興奮に変わった。いかんせん、誰かと同意で性行為を重ねたことのない俺には、相手が俺を前に興奮しているというだけで、異常に鼓動が早鐘に鳴り始めたのを感じた。そして俺のブツも硬さを持ち出した。


しばらくの沈黙の後、男は無言で手を伸ばしてきて、俺のものを掴んだ。これが人に勃起を触られた初めての経験だった。そしてたまらず、男のものを握った。自分のものに比べたら、幾分小ぶりなものだった。けれども硬さはあり、亀頭のえらが反り、カリ首の高低差が大きいことや、勃起が腹につくように上を向く所は、俺のものと全く異なった。上向きの勃起は腹と竿の間で紙をクリップのように挟めるのではないかと思われた。俺は男の金玉も握った。こちらも小ぶりな玉で、コンパクトで手の内にちょんと転がり乗る。揉んでみればその柔らかさにますます興奮してきた。男はねっとりと、ゆっくり俺の竿をさする。しばらくお互い無言で触り合った。男は相変わらず周囲を警戒するように俺に頭を向けて顔を見せなかった。しかしつい今しがた前の沈黙と違い、その手の内に互いのものを握り、確かめ合うことで、言葉のない間が苦にならなくなった。男が指先で俺の鈴口を擦ってきた。一瞬快感が背筋を走り身を震わせてしまった。俺も真似て男の鈴口を指で擦る。


するとバタンという音がして、サウナから人が出てきた。男は慌てて手を引きこめ俺から距離を取った。俺も男のものを離してから離れた。サウナから出た客はそのまま脱衣所に行って上った。まだ1人の人影がうろうろとしていたが、もう他にはいつの間にか客はいなくなっていた。男はようやく危機が去って安心したというような表情を見せて笑った。

「行こう。」

それだけ言って男は俺の返事を待たずにまたサウナへと行ってしまった。俺はむしろサウナの方がこの温泉施設の場合間取りが危ない気がするし、何より苦手なサウナに入ることが嫌だったが、手に残る男の感触を求めて、後を追った。サウナの中扉を開けると、大胆にも男は仁王立ちでいきり勃たせたものを隠そうとせずに扉前に待ち構えていた。先ほどまでの男の様子とは打って変わった大胆な構えに俺は圧倒された。入るや否や顔を俺の首筋へと近づけてきた。しかし俺は暑さでたまらず、そばに腰掛けた。

「ここはサウナの中が1番安全だから、、、。」

男は小声で俺の耳元で呟いた。

「ははは。リサーチがいいですね。まあしかし、すごい大胆でしたね。どうして俺がゲイだって分かったんですか?」
「目つきがそんな感じがしたのと、俺のちんこ見てる気がしたから。」
「やっべ、、、。バレバレだったんだ。俺今度から気をつけよ、、、。なんかすんません。」
「いや、いいよ。」

そう言って俺は呑気に話でもしながらと思っていたが、不意に男が顔を覗き込んでキスしようとしてきた。驚いた俺はのけぞった。俺は初対面の人とはキスをする気になれなかった。

「顔を見せてよ、、、。」そう言って俺の顎をぐいと上げようとしてきた。俺は「いやあ、それは恥ずかしいなあ、、、。」

と、甘えるそぶりで男の肩に顔を押し付けるようにしてキスをかわした。男もそんな様子に無理してキスをしようとせず、俺の勃起に手を伸ばしてきた。

「凄い大きいなあ、、、。」そう言って男はまたねっとりとした手つきでさすった。男が立ちはだかり、俺の目の前に勃起がそびえた。まじまじと見て、俺も男のものに手を伸ばした。綺麗な亀頭だった。ピンク色で、シワの一本もなく、旬の桃でも剥いたように張りがあってツヤツヤしている。しっかりと勃起するものの、一部包皮が亀頭の反り返りに引っかかり、完全に剥き切れずカリの段差を隠していた。俺はその皮をゆっくりめくり上げてカリを露わにさせた。勃起がぐいとひくつく。

「すげえなあ、、、。エロいなあ、、、。」そう俺は呟いた。
「君のも凄いよ、こんなに我慢汁出て、、、。ぬるぬるしていやらしいよ。」
「はは、、、。なんか恥ずかしいなあ、、、。俺こんなこと初めてだから。」
「そうなの?」
「はい、まだ誰ともしたことないし、人に触られたのも今日が初めてだから、、、。」

ふうんと男は悪そうな笑みを見せた。俺はしまった、余計なこと言わなければよかったかなと後悔した。だがその時外からガタンと言う音が聞こえた。同時に男は即座に手を離した。

「じゃあもう今日は閉店だから、また今度続きしようね。俺場所なしだから。君もないでしょ?」
「そうですね場所はないですね、、、。ああ、めっちゃむらむらするなあ!」

男は顔だけ笑ってそのままサウナを出た。それから何食わないように温泉施設を出た。外の駐車場で男が待っていた。

その後連絡先だけ交換しながら男の仕草を見ていると、この人緊張せずに振舞えれたらもう少し自分の魅力を引き出せるだろうにな、、、と心の中で思った。真面目そうな雰囲気で十分顔立ちもいい。声も自然体だとダンディだし、個人的にはやや禿げた頭も成熟して脂が乗った男の魅力を出している。縁のあるビジネスマンがかけるようなメガネをかけて、それはそれで似合っているものの、眉の濃さ、目尻のキレもよく、コンタクトにでもしたらさらにかっこいいだろう。俺って割合同年代かそれよりも少し上ぐらいがタイプとばかり思っていたが(セックスは一度も経験ないばかりかゲイの人と会った人数も指で数える程度のくせに)、案外中年の男性でも魅力を感じるんだなと男を観察した。だがそれよりも結局触りあうだけで終わった俺のものは欲求不満でいきり勃ち続ける。このまま別れる前に、せめてもう一度男のものを触りたいと思いつつも、駐車場には人が数人行き交いしている。

「それじゃあ、、また。」

俺はそう言ってそそくさと車に乗って温泉を立ち去った。帰ってからは眠ることなど当然できず、何回か抜いてその夜は過ごした。


角田

  • by トーマ at 12月16日(木)01時01分
  • Number:1216010148 Length:6436 bytes

中学時代の話だ。2年間同じクラスになったクラスメイトがいた。彼のことを角田と呼ぶとしよう。

角田は野球部員で、細マッチョ。坊主頭で二重の大きな目をしていた。鼻筋が通り、唇は薄く、醤油顔の二枚目だった。性格は荒く、何かと学年の問題ごとが起きれば、その裏に角田が仕掛け人としてその名前が上がった。女子からは容姿についての評価はいいものの、きつい言葉使いや手がはやく人暴力的で、人を小馬鹿にした態度が嫌われ倦厭されていた。とはいえ基本は中学生の粗野なヤンチャ坊主といった具合だ。体力の有り余った元気な目立ちたがり家であった角田は、幾度なくクラスを盛り上げようと中心的存在になるよう努める面もあり、その態度が少なからずクラスに活気を与えた影響はあった。

俺は当時自分がゲイであるとまだ自認していなかった。角田をかっこいいと思っていたものの、その気持ちが角田の「男」に惹かれているとは気づかなかった。自身の性自認が訪れるのは高校になってからのことで、中学生のうちはぼんやりとしか性に目覚めていなかった。だから意識では角田の暴力的な態度に対しては批判的であった。というものの、漠然と彼に惹かれる気持ちがあった。

角田は野球部員同士や、学年のうちでも柄の悪いグループの連中と仲がよかった。俺といえば個人的に仲の良いクラスメートと話す方で、角田の友好関係で言えば対照的な交友をしていた。俺は帰宅部で、角田とはクラスが同じという接点以外、他に共通の繋がりは見当たらなかった。だが角田は何かと俺に話しかけてきた。初めは角田のことを警戒していたが、2人きりで話をすると、割に落ち着いた様子で接する。その普段のギャップに少しばかし心を許していた。とはいえ基本は手がはやいから、意見の食い違いがあれば殴られたりすることもあり、深く仲が良くなるということは決してなかった。俺から角田に近づいて行こうとしたことはなかった。

それでも今考えるに、角田はなぜ俺と話そうとしたのだろう。憶測でしかないが、彼はバイセクシャルだったのかも知れない。そう思う理由については後述する。角田は猥談になれば水を得た魚のようにエロい話題に積極的だった。それから察するに、基本は女性が対象なのだろう。しかし、角田が俺に見せた一面は、彼が男性に対しても多少の意識があったと考えれば、すんなりと説明がつきやすいのだ。今回の体験談は性描写は少ないことを先に断っておく。だが事実、角田が俺に示した態度、いくらかの出来事は、当時の俺に淡い性の萌芽を誘ってくれた。



最初に角田との間で起きた出来事だ。その日は五限の授業で学校は終わった。担任のホームルームが終了して散り散りに生徒が教室から出て行き始めた。窓から夕日が差し込み、白いカーテンが風に揺れている。ようやく帰宅の時間だ。俺は一つ伸びをして、席となりの友人と話をしながら教科書やノートを仕舞い帰る支度をした。友人は部活に行くからと言って去って行った。俺はトイレで用を足してから帰ろうと思い、教室を出て向かった。すると背後から軽い足取りで走ってくる足音がしてきたと思い振り向こうとした瞬間、誰かがのしかかるように背中に抱きついてきた。危うく前のめりに倒れそうになったが、なんとか耐えて振り向けば角田だった。

「おう!」
「角田か、危ねえな、、、。」

俺は悪態つけるように言った。確か俺が教室をでた時には角田はすでにいなかったはずだが、どこからきたのだろう。まだ野球のユニフォームには着替えていない。角田は俺の肩に腕を回して笑いながら言った。

「なに、しょんべん?」
「まあそうだよ」
「俺も行くとこ」
「角田部活は?」
「今からいく」
「ふーん」

話しながら2人小便器に並んで用を足した。トイレの中は壁に嵌め込まれたブロックガラスの濁り屈折した夕日が透けて照らされ薄暗い。しばらく黙っていると、急に角田が俺の股間を見ようと覗き込んできた。

「なんだよいきなり!」
「なあ、トーマのちんこ見せろよ!」
「なんでだよ!見せるわけねえじゃん!」
「いいやん、なあちょっとだけ」
「恥ずかしいって!」

そんなことを繰り返し俺は抵抗を続けた。しかし角田は一向に引かなかった。冗談でも言うように笑いながら頼んできていたが、徐々にまじめな表情になり懇願してきた。なかなか俺が承諾しない様子に苛立ってきたのか、命令するように執拗に迫ってきた。しかし、そんなやりとりをするうちに、さらに俺には見せにくい状況が起きてきていた。なぜだか勃起し始めてきたのだ。とかくまだ性の意識に疎かった俺は、この妙なやりとりがエロく感じてしまったのだ。それは全く不覚だった。角田も苛立ちを示すものの、やや興奮気味で鼻息が荒く、彼の様子に当てられてしまったのかも知れない。俺が無理に立ち去ろうとすると腕を掴んで逃そうとしない。

「いい加減見せろって」
「いや、おかしくね?なんでそんなに俺のちんこ見たいんだよ、、、」
「どうでもいいけ早く見せろよ」

俺は根負けした。この状況で勃起したものを見られたら他の人になにを言われるか分からない。仕方ないからせめて抵抗に、陰茎をグッと下に向けて上向きになった勃起を目立たないようにした。

「なんだよお前、変だよ、、、。しゃあないな、、、。ちょっとだけだからな、、、」
「おう」

角田はようやく見れるとパッと表情を明るくさせて、ニヤニヤしながら覗き込んできた。薄暗い夕刻の学内トイレの中2人きり、外から生徒がはしゃいで笑い合う声が聞こえてくる。俺はドキドキしてきた。ほんの僅かに便器から体を離した。よほど見たいのか真剣な目つきで覗き込もうとしてくる。「見えねえよ」そう言ってくるから仕方なく、角田に体を向けて見やすいようにしてあげた。

「は?え、まじデカくね!?」
「、、、。もういいだろ、、、。」
「いやいやいや、でけえだろ!」

当たり前だ。勃起してるからな。内心そう思いながら俺は勃起がバレたくないから即座に仕舞い込んだ。薄暗いこともあってか、角田は勃起していたことには気づかなかったようだ。

「トーマまじでやべえ、巨根やん!」
「そんなんないって、、、」

その後2人してトイレを出たが、角田は俺のちんこの大きさの感動を赤裸々に評した。俺はただただ恥ずかしくてろくに聞けなかった。同級生の見てきた中で1番でかいがなんとか言っていたような気がする。お前どんだけ気にして見てるんだよ、、、。そんなことを思いながら、それから角田はじゃあと言って走って部活へ向かった。
なんだったんだ、あいつ、、。俺は呆気に取られて角田の背を見送った。教室に戻ってカバンと体操着を入れた袋を持って、学校を出た。帰宅最中、ずっと鼓動の高鳴りがおさまらなかった。



それから翌日、角田は何事もなかったように過ごしていた。ただそれ以降、俺に話しかけてくる時に、やたらとスキンシップが増えたような気がする。たまに巨根ネタでからかわれた。また冗談半分に突然俺の股間をむんずと掴んできた。その都度俺は恥ずかしく、抵抗するもののなにもできない、言い返せないまま、一方的にやられていた。
ある時は授業の合間の休み時間に俺が窓の外をぼんやり眺めていたら、角田が後ろから俺の腰を掴んで、ケツにちんこを当てて腰を振ってきたこともあった。その時男の担任がその様子を目撃して、「ばか、角田お前なにやってんだ」と笑いながら突っ込んできた。角田はただふざけて笑っていた。俺に気があったかどうかは抜きにして、今になればそれは露骨すぎる表現だったと思う。だが中学生といえば性に対して興味関心が芽生える時期である。男女問わず、性に関する情報に貪欲な同級生は沢山いた。角田が俺をどう思っていたかははっきりしないが、遊び半分だったと思う。しかし、そんな中、鈍感な俺でも流石に角田は男にも気があるのではと疑いたくなる出来事があった。


角田〜夏の思い出

  • by トーマ at 12月16日(木)22時38分
  • Number:1216223804 Length:10425 bytes

三年生になり、七月の期末テストを終えた。終業式を迎えるまでの一週間は三者面談のために授業は午前中で終わった。テストも返されて各授業担当の先生によっては自習にしたり雑談をしたりと自由な雰囲気だった。家庭科の授業を受け持つ先生は、受験を控えた三年生はこれからが忙しくなるから、息抜きに映画でもみて一学期最後の授業を終えようと提案した。クラス中喜んでいた。


その日は暑い日で、気温は32度を超える猛暑だった。青空には入道雲がそびえ、アブラゼミのけたたまし鳴き声が響く夏らしい日だ。各教室にはクーラがないからと気の利いた先生は空調設備のある視聴覚室で映画を鑑賞するように計らってくれた。校舎最上階の四階まではしゃいで皆んなと視聴覚室へ向かった。まだ映画のタイトルは明かされておらず、一体何の映画だろうと思い思いに話し合ってちょっとした非日常の学校の雰囲気に、みんな浮き足だった。


クーラーの効いた視聴覚室はあらかじめ暗幕が閉められていた。教室前に大きなスクリーンが天井から下されて、プロジェクターが青い画面を映し出していた。先生は席順も好きに座っていいし、見にくい人はスクリーン前の床に座って見てもいいと言った。仲のいい同士でわいわい言いながら前後左右に固まって腰掛けていった。俺は目が悪かったので、先生の勧めに従ってスクリーン前の床に腰を下ろした。一通り席について、電灯を消すと教室内は真っ暗になった。プロジェクターに繋いだDVDデッキを操作しながら、ようやく先生がタイトルを発表した。『サマー・ウォーズ』だった。クラスのメンバーのほとんどが見たことがなく、数人の生徒が何だそれかとひそひそ呟いて、ざわざわとした。突然誰かが大声で「よろしくお願いしまぁーす!!」と叫んだ。先生がネタばれするなと指摘して、クラスの笑いを誘った。
俺は『サマー・ウォーズ』を見たことがなく、アニメ映画であることさえ知らなかった。一体どんな映画だろうと始まるのを待っていると、背後から角田がやってきてそばに腰掛けた。

「後ろじゃ見にくいわ」
「角田か」
「お前見たことある?」
「いや知らん。角田は?」
「俺も知らん、、、。つまらねえかも知んねえよ」
「さあ、見ないと分からんよ」

そんな会話をしながら並んで座った。俺はちらと後ろを見渡した。角田がクラス内でつるむグループが後ろの座席に固まって楽しそうに小声で話している。わざわざ角田は前に1人やってきた。本人が言う通り見えにくいから来たのか、あるいはちょっとした喧嘩かいざこざがあって今はグループにいることが気まずいから来たのだろうか、、、と推測しながら黙って画面を見た。エアコンの風が当たり、涼しくて心地い。汗が引きリラックスしてきた頃に映画が始まった。OZUの説明があって、健二が夏希の本家に向い、オープニングが流れ出した時、角田がゴソゴソ動き出した。

「おいトーマ、足かせよ、俺横になって見るから」
「ん?ああ、いいよ」

角田は床に寝そべって俺があぐらに座る右の太ももを枕にした。その頃、俺は無自覚であったが、角田の積極的なスキンシップが続くうちに、触られるとドキドキしていた。なぜドキドキするのか、何に緊張しているのか分からないまま、何となく、トイレの一件以来、角田を意識するようになった。頭の重みを太ももに感じる。五厘よりはやや伸びた坊主の髪の毛が、制服のズボンを突き抜けてちくちくと皮膚に刺さった。映画が進んでいく合間、俺はちらと角田の顔を見下ろした。黙って映画を見る角田。スクリーンで照らされてほの明るく見える横顔。やはりイケメンだ、かっこいい、、、。修学旅行に京都に行った際に、角田は外国人観光客に片言の日本語で「あなたは芸能人ですか?かっこいいですね」と言われていた。確かに芸能界でも通用するんじゃないかと思われる容姿だ。そっと気づかれないように見つめていると、今のこの状況を改めて客観視する自分が出てきて、徐々に緊張してきた。俺の太ももを膝枕に角田が寝ている、、、。距離の近い状況に、鼓動が速くなってくるのを感じていた。俺は映画にあまり集中できなくなってきた。


映画が中盤に差し掛かる頃、角田が黙って俺の足を掴んできた。どうやらあぐらだと枕には高すぎて首が痛いらしい。何も言わずただ足を伸ばすようにジェスチャーを交えて指示してくる。俺は言われるまま両足を前に出して、両手を背の後ろの床につけて姿勢を支えた。角田は位置を調節するように頭をぐりぐり動かしてポジションを探った。すると位置を落ち着かせた場所が、太ももの付け根あたりだった。ちょうど俺のチンポジが右を向いていたため、角田の頭のぎりぎり横にそれがあった。なぜ角田もそんな股間近くに頭を寄せたんだと驚き彼を見るが、何食わぬ表情で映画を見ている。後少しでも頭を上に動かせばちんこに当たる。そう思うと緊張がさらに高まり、どんどん脈が速くなってきた。頼むからそのまま動かないでくれと願っていると、意に反して角田はさらにぐいと頭を股間に向けて押しやり、チンコが押し上げられた。


俺は驚いて体を動かした。心臓はこれでもかというぐらいに脈打ち始めた。しかし当の角田はやはり素知らぬようにスクリーンを見続ける。それからと言うもの、角田は何も気づいていないように振る舞うが、さりげなく頭を俺のチンコに何度もぐりぐり押し付けてきた。抵抗して体をのけぞらそうとする。すると「おい」とだけ言って、俺に動くなとアイコンタクトしてきた。一体どいうつもりかさっぱり分からなくなった。動揺しきった俺は仕方なくそのまま動かないで、またもされるがまま頭で刺激され続けられた。


そしてさらに状況が悪くなる。坊主頭で刺激された俺のものは、状況も相まって、勃起し始めた。これじゃだめだ、映画に集中するんだ、、、。栄おばあちゃんの遺書が見つかり、みんなの前で読み上げられている。夏希はようやく侘助の携帯のパスコードを開いて連絡をかけた。淡々と遺書が読み上げられるなか、夏希から栄おばあちゃんが死んだことを告げられた侘助は猛烈な勢いで本家に戻る。そして、そして、、、。「大変幸せ者でした、ありがとう。」そう遺書が読み終えられ、家族みんなが涙をすすって、、、。侘助が、、、。侘助が家に到着して、、、。うん。うん、、、。だめだ。


最悪だ、、、。どうしよう、、、。頼むから治ってくれと意識を集中させるが、それが逆効果であっという間に立ち上がった。俺は何とかバレないようにとモゾモゾ動いて角田の頭からチンコが離れるようにした。するとさらに驚いたことに角田は俺の内股を掴み枕を引き寄せるようにして、勃起を頭で潰すようにのっかてきたのだ。もう明らかに意図してのことだ。不自然すぎる硬い棒。こともあろうに後頭部にそれを置けば何であるか絶対に分かるはずだ。なのに角田はすました顔をしている。何も言わない。からかいもしなければ指摘もしない。ただずっと知らぬふりを通す。


俺は興奮こそあれど、もはや軽いパニック状態だった。なぜ角田がこんなことをしてくるのか。そしてなぜなにも言わないのか。俺は全身汗でびっしょり濡れて、もはやクーラーの風が寒く感じ、僅かに震えてきた。さらに角田は追い討ちをかける。枕の高さ調整をする具合で、自分の手を俺の太ももと頭の間に入れてきたのだ。当然今まで勃起を頭で押さえつけていたから、角田の手の甲が勃起に完全に触れた。もう、映画はその時から何も頭に入ってこなくなった。直接握ってくることはないが映画が終わるまでずっと手を動かすことなく、甲で勃起をゴリゴリさすってきた。緊張と興奮と角田の刺激で勃起は何度もビクビクとうめいた。


真っ暗な視聴覚室。クラスメイトが大勢いて映画を鑑賞するなか、異様なコミュニケーションが密かに営まれる。周囲は2人の間にそんなことが行われていると知る由もない。角田も全くそんな様子を見せなかった。俺はもう頭がぼんやりしてきて、むしろ心地いい快感にすら感じだした。ビクビクと苦しそうに制服の下で跳ね回るうちに、履いていたトランクスが我慢汁でびっしょり濡れてきているのが感覚でわかる。思考が回らなくなって、もうどうでもいいやと開き直ってきたら、むしろこのやりとりが永遠に続くような長い時間に感じられてきた。映画の一コマがスローモーションに見えて、勃起はさらに敏感になり、チンコで角田の手の甲の骨の一つ一つまでも分かるような気がしてきた。顔を見ると相変わらず知らぬふり。しかし、確実に無言のうちに俺のものに手を出して、角田も映画に集中していないことは自明の理だ。寝そべった角田は足を組んでいる。ひょっとしたら勃起を隠すために組んでいるのではないだろうか。


「よろしくお願いしまぁーーす!!」健二が叫んでエンターキーを押した。人工衛星のあらわしが不気味な音を立てて上空に姿を見せ、次の瞬間爆音を立てて近所に衝突した。家は衝撃波で半壊、岩盤を突き破ったあらわしは温泉の水脈にあたって、間欠泉のごとく盛大に湯を噴き上げた。俺の勃起もへたをすれば白いものを噴き上げそうになるほど込み上げていた。角田は手の甲でさする以上は何もしてこなかった。そのおかげで射精するにまでは至らなかったものの、空高く噴き上げた湯はまるで俺の心理状況を描写してくれているかのように思えた。むしろどうせここまでされるならイキたかった。角田の手で抜いて欲しかった。


映画が終わり、先生が電灯をつけた。みんなそれなりに面白かったらしく、好評の声が各席からざわざわと聞こえてきた。俺は角田が何を言うのか、何をさせるかドキドキして緊張してきた。角田は最後まで知らぬふりを貫いた。俺の勃起をまだ頭に押し付けつつ、うーんと背伸びをして、これでもかというぐらい最後に勃起の感触を堪能してきた。それからひょいと起きて肩に手を置いて、

「あんがと」

と無表情で告げて、やはり何事もなかったかのように仲のいいグループの元へ行き、笑ってしゃべりながら教室を出て行った。その様子から、別にいさかいがあって孤立して俺の元にきたわけではなかったと知れた。四階の廊下は非常に暑く、視聴覚室を出るとむわっとした熱気に包まれた。窓枠向こうには段差を重ねた巨大な入道雲が天井知らずに聳え立っていた。ジワジワと鳴き続けるアブラゼミ。俺は膝の力が抜けてガクガクしながら四階のトイレに向かった。まだ治らない勃起を引っ張り出した。漏らしてしまったと思う程、我慢汁でトランクスはびったり濡れていた。制服の上にも僅かに黒いシミが浮かんでいた。そしてどうにも治らない勃起を鎮めるために、急いで扱き上げてイッた。便器に何度も精液を打ちつけて射精した。自動で水が流れるが、粘りのある精液は流水にあらがい、しばらく張り付いている。トイレは窓も開いておらず、蒸し暑かった。汗をかいた俺は顎から汗をポタポタ滴らせながら息を荒げて己の精液を見た。しばらくぼんやり立ち尽くしていた。「あんがと」、、、。あれは何に対してのありがとうだったんだ。触らせてくれたことへの?単にしらを切って膝枕をしてくれたことへの?


俺はそれ以降、角田が誰かに言いふらしていないか心配だったが、別にそういった噂も、からかわれることもなかった。角田自身の胸中に秘めているようだった。むしろそれもまた不自然に感じられた。角田は人を小馬鹿にする癖があり、何か相手の弱みになりそうなことがあれば周囲にいいふらかして、いじめたりちょっかいをかけた。その角田がどうも誰にも言っていないというのは一体どういうことなんだろう。不思議に思うものの、当時の俺にはまだ同性愛という発想もなかったし、答えが見つからなかった。


今になり改めて考えれば、彼は同性にも関心があったのかも知れないと推測が立つ。と言っても思春期独特のことで、現在の彼がゲイかバイかストレートかなど分からない。中学を卒業してからは一度もあったことがない。当時の角田は男性にも興味があったものの、その気持ちにどう向き合えばいいか分からなかったのだろう。また自尊心が高い彼は、そうした男に対して興奮する自分が許せなかったのかも知れない。だから視聴覚室でしらを切ったのも、それを誰かに言わなかったのも、葛藤の現れだったとも考えられる。ただ、角田が「俺」に興味を持っていたのか、俺の「股間」に興味を持っていたのかどうか、そこのところをもっとはっきりさせておきたかった。イケメンの角田と、たとえ暴力的で相入れない相手だったとしても、何かもう少し話をしたり、それ以上のことを共有できる仲にまでなれてたら、、、。テレビで『サマー・ウォーズ』が放映されると聞くたび、毎年夏がきて白い入道雲を見るたびに、あの視聴覚室での密かな出来事を思い出す。